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ロードバイクもe-bikeも楽しむ「二刀流」サイクリストたちと伊豆大島一周へ!!
- 提供:
- シマノセールス株式会社
2024年1月26日 08:00
2023年は元旦の三宅島e-bike旅からスタート。そして、e-bikeで走ったら楽しいスポットやイベントなどいろいろ巡ってきましたが、ラストは約2年ぶりの伊豆大島へ。島で始まり、島で終わる2023年でした。今回はサイクルショップが開催するe-bikeオーナー向けのライドイベントに同行しました。e-bike購入検討中の人が参加できることも考えたそうですが、いきなり島はハードルも高いため、まずは実際のオーナーたちにe-bikeの楽しみ方を知ってもらい、どんどんe-bikeに興味を持つ人を増やしていきたいと話していました。
e-bikeは誰でも楽しめる自転車です。とはいえ、スポーツバイク初心者やかつてのサイクリストが楽しむ乗り物というイメージがまだ強いかもしれません。実際にe-bikeで自転車の魅力を知った人も多いのも事実ですが、今回の参加者は通常のロードバイクもe-bikeも所有するオーナーさんたちというのもポイントです。どんな伊豆大島e-bikeライドイベントだったのか、e-bikeを購入した理由や使い方もご紹介したいと思います。
e-bike購入後にさらなる楽しみ方を体験ライドツアー
今回のライドツアーを開催したのは、メリダパートナーショップ「サイクルショップマティーノ」店主・朝倉さん。日本のe-bike市場スタート当時からe-bikeを取り扱っています。定期的なe-bikeライドイベントも開催しており、ときにはe-bikeの魅力を体験できるツアーなどにもお店のお客さんと一緒に参加しています。2023年のメリダe-bikeガイドツアーの1回目に取材した際にもお会いしました。
e-bikeでの特別な体験をできる伊豆大島や三宅島などを何度も訪れており、今回はe-bikeを購入したオーナーに向けてのグラベルロードe-bikeでのライドイベントを実施するというので同行させてもらいました。
約2年前は現地でe-bikeをレンタルしたので、手ぶらで朝8時台の高速ジェット船で出発しましたが、今回は自走で竹芝桟橋に集合して大型客船「さるびあ丸」で、車体はコンテナに預けての出発です。12/28 22:00に出航し6:00伊豆大島着、翌日12/29 14:30に出航し19:00に東京着のスケジュール。復路もコンテナに車体を預けるため13:00には伊豆大島の港に到着している必要があります。
伊豆大島の北に位置する岡田港から時計回りで、メインのスポットを確保しつつ道中では気になるスポットには気の向くまま立ち寄る。まさにe-bikeならではの楽しみ方。しかも今回はペダルバイクも楽しむ参加者。走れる参加者なので時間に余裕を持って港に到着できました。
ちなみに、今回はミヤタサイクルのグラベルロードe-bike「ROADREX」で走りました。朝倉さんは「ROADREX i 6180」、参加者の小川さんは愛車の初代「ROADREX 6180」。両モデルともこだわりのカスタマイズとなっています。山崎さんはメリダ「ePASSPORT」オーナーで愛車で走るか、当時もう1つの候補だった「ROADEREX i 6180」をレンタルするか悩んだそうですが、伊豆大島を走るならグラベルロードが良いだろうとレンタルを選択。メリダジャパンの方も参加されていたので、レンタル用の「ROADREX i 6180」で走ることに。
グラベルロードe-bikeで伊豆大島をみんな同じペース走り満喫する
宿泊なしで伊豆大島を一周できるのかな? 走るのが中心で観光する時間はないかな? 撮影にはあんまり時間かけられないな。と考えていましたが、無事に伊豆大島を満喫することができました。
参加者のレベルによってショートコースも想定されていたそうですが、「走ることだけ」を目的にしていないものの、走りも観光も両立し、参加者たちの「楽しい!!」という姿を見ながら一緒に特別な時間を堪能しました。我々は自前のe-bikeで参加したため、ROADEREXの太い47Cタイヤ、カスタムでの荷物の積載性、何よりも立寄り時のスタンドを羨ましいと思いながら、ストップ&ゴーが得意なe-bikeの魅力をあらためて実感しました。
ライドツアーの目玉でもある「裏砂漠」はe-bikeだから楽しめるスポット。とはいえ、走り方にもコツが必要です。朝倉さんから「前荷重になるとハンドルを取られやすいため、後ろに荷重をかけて走る。前の自転車のラインを走るのがポイント」とアドバイスを受けながらも、スコリアと呼ばれる黒い火山灰が深い場所では足をついて止まってしまうシーンも。それでもe-bikeなら再チャレンジしやすいのが魅力です。私はいちばん細い35Cサイズのe-bikeで走りましたが、撮影のために止まるとROADEREXに比べたら苦労するシーンもありました。それでもe-bikeなので付いて行けます。しかも「楽しみながら」です。e-bikeの楽しさは十分理解していますが、当然ながら時には難しい場面にも遭遇します。ペダルバイクでは諦めてしまうような場面も、e-bikeならクリアできるのは楽しく嬉しいものです。
そして、車体を下りてすぐに絶景を撮影したり、みんなと会話を楽しめるのが最高に楽しい時間です。
今回は走れるメンバーなので日帰りでしたが、宿泊してのんびり寄り道しながら観光やグルメを楽しむのもオススメです。
参加者たちに聞いてみた。e-bikeも購入して良かった!!
e-bikeは魅力的だけど実際に遊ぶフィールドが近くにない。まだ体力があるからe-bikeは必要ないかな。という意見を我々もよく耳にします。今回の参加者はe-bikeでスポーツバイクを始めたわけではなく、もともとロードバイクが趣味で、目的に応じて今も車体を使い分ける「二刀流」の方たちです。なぜe-bikeを購入したのか? どんな楽しみ方をしているのか? についても聞いてみました。
山崎 健彦さんは、今回は10年前にロードバイクで伊豆大島を一周して以来の伊豆大島ライド。当時は1泊で巡ったそうですが、ヘトヘトになった思い出が残っているそう。ロードレースのアジア選手権も開催されたこともある伊豆大島はかなりのヒルクライムもあります。しかし、今回はe-bikeでさらに裏砂漠も体験。ペダルバイクでは難しく、徒歩やクルマでは得られないe-bikeライドは本当に気持ち良かったと笑顔でした。そして、ロードバイクではヘトヘトになるのが楽しかったが、e-bikeがそれを変えてくれたとも話してくれました。
e-bikeの存在を知って試乗をしたり、2023年夏にメリダ「ePASSPORT」を購入。日常生活では以前はクルマだったスーパーへの買い出しがe-bikeに変わり、週1ペースで林道開拓にハマっており、e-bikeの頻度が圧倒的に増えたそうです。そんなe-bike生活をnoteにも綴られていますので、ぜひチェックしてみてください。
小川 淳さんは、e-bikeでの伊豆大島ライドは2回目。前回は朝倉さんとメリダのe-MTB「eBIG.SEVEN」で走ったそうですが、今回は愛車の「ROADREX 6180」で参加。こだわりのカスタムが施されており、非常に快適そうでした。別の機会にあらためてカスタムのこだわりも伺ってご紹介できればと思います。
学生の頃からの自転車歴は4半世紀。ミニベロから始まり、ロードバイクやMTB、シクロクロスとなんでも乗ってきたそうです。自分の体力で行きたい場所へ行くことができ、思いどおりに走ることが楽しい。しかし、生活スタイルの変化、年齢による体力やテクニックも不足してきて、これまでのように自転車を楽しめなくなりつつあったそうです。それでも自転車に乗っていたい、楽しみたい。そんなモヤモヤした気持ちを抱えているなか、朝倉さんにe-bikeの楽しさを薦められました。
朝倉さんが企画したミヤタサイクル「CRUISE」での房総ライドイベント、伊豆大島ライド、メリダ主催のガイドツアーなど、e-bikeでの楽しそうなライドには積極的に参加してきました。
さまざまな自転車に乗ってきたため、e-bikeもどのモデルを購入するか悩んだそうですが、2020年に初代「ROADREX 6180」を購入しました。その使い方や楽しみ方を聞いてみると、毎日の通勤はシクロクロスで、今回の伊豆大島ライドのような「ここはe-bikeで遊ぼう!」というスタンス。ペダルバイクとe-bikeを使い分けています。かつてのモヤモヤもすっかり吹き飛んだようで、とにかく自転車が大好きな印象でした。
e-bikeの楽しみ方は人それぞれで、楽しさは絶対に広がる
e-bike Watchでもイベントを開催していますが、その際には「遊ぶフィールドが近くにない」「○○川でも遊べますか?」「通勤だけはもったいない?」といったリアルな質問も多いです。一般的な電動アシスト自転車ではなく、e-bikeに強い興味を持っている・購入したいという気持ちの人は、おそらくご自身で楽しみ方を見い出せる気がします。
子供の頃に初めて自転車に乗れるようになった時の喜び、慣れてきてどこまでも行けると思った感動。でも大人になった今は違います。本当に何キロ走れるんだろう。バッテリーよりも自分の体力はどこまで持つんだろう。どこに行ったらいいんだろう。となるかもしれませんが、e-bike生活を始めてみたら、ここまで走れた。最初は今までよりも遠くに行けた。通勤がラクになった。というので十分だと思います。
じゃあ、次はあそこに行けるかも。記事で読んだアレができるかも。不安な場合はメーカーやショップが開催するライドイベントに参加すれば、どんどん知識や楽しさ、仲間も広がっていくはずです。もう一度自転車に乗れるようになったワクワクを思い出せるでしょう。
(提供:シマノセールス株式会社)