読者投稿

生涯の友になったラックスマンのアンプL-550

「わたしの思い出家電」は、自宅にある、もしくはあった懐かしい家電製品を、それにまつわる思い出とともに紹介する読者投稿コーナーです(編集部)

メーカー・製品名
LUXMAN「L-550」(1981年製)

投稿者
東京都 Ryoさん

購入時期
2005年頃

購入時の金額
2,000円

思い出

自分のオーディオ遍歴の中でエポックメイキングだったのは、YAMAHAの「NS-1000M」というスピーカーとの出会いであった。このスピーカーを購入するに当たって、相性の良さそうなアンプも同時に買い替えた。ずっとこのブランドのファンであったLUXMANのプリアンプ「C-300」と、同じくLUXMANのラボラトリー・リファレンスシリーズのメインアンプである。しかしこの組み合わせでは今一つ納得のいく再生ができず、少なからずストレスを感じていた。

丁度、その年の暮れに、プリメインアンプの「L-550」が発売され、オーディオ誌でも1000Mとの相性の良さが謳われ、大いに悔しい思いをしたものだった。発売当時は、自分の月収の3倍くらいの価格だったので、おいそれと買い替える訳にもいかず、憧れの目で眺めるだけであった。

時は流れ、近所にリサイクルショップの倉庫ができ、そこで販売もしていたので時々顔を出していたのだが、ある時、倉庫の片隅に埃を被ってこのアンプが転がっていた。アルバイトと覚しきスタッフに尋ねると、音が出ず不良品なので売れないと断られたが、無理を言って2,000円で引き取ってきた。

開腹すると大型電解コンデンサーに傷みは無さそうだし、他のパーツも綺麗だったので、一晩かけて接点クリーニングを施したら、見事に生き返ったのだ。

以来、NS-1000Mとの名コンビで音楽ライフを満喫させてくれている。CDプレーヤーとアンプ間は、ベルデン「88760」のピンピンケーブル、スピーカーケーブルはベルデン「8470」がベストマッチであった。アンプ、スピーカー共に生涯の友である。

投稿募集

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