読者投稿「e-bikeな人々」

ファットバイクe-bikeを購入し、新島の絶景の海岸線を走ってきた

e-bikeオーナーたちのリアルなe-bikeの楽しみ方や購入理由などをご紹介する読者投稿コーナーです

今回は東京都在住のBRONX(ブロンクス)のファットバイクタイプe-bike「TRX-EVO」オーナーのiwakenさん(ハンドルネーム)の投稿です。

遊びに使えるe-bikeが欲しかった

数年前にVOTANI「H3」を購入しました。近所の買い物やチョイ乗りとして使っており、遊びや旅を楽しむことはありません。そこで、もう1台「遊びをメイン」にしたe-bikeを購入しようといろいろ調べていたところ、e-bike Watchのとあるレビューが目にとまりました。

・ファットバイクの見た目と乗り心地に興味があった
・電動×ファットバイクという組み合わせという独自性
・ファットバイクがもともとは砂浜などを走るために作られたことを知る
・よく遊びに行く離島の環境に適している
・型式認定も取得しており安心・安全な車体(違法モデルではない)であること

これらの理由からすぐに購入を決めました。

大好きな島へ初めてe-bikeを持ち込むことに

私は月に1回ほど伊豆諸島の新島へ遊びに行きます。キレイな海や景色が好きでリフレッシュすることができます。「TRX-EVO」が納車されたので、GWに初めて新島へ持ち込むことにしました。

新島へe-bikeを運ぶには2つの方法があります。1つ目は「自分が乗る夜行船に積み込み一緒のタイミングで運ぶ」方法で、乗船7日前までに東海汽船のコンテナによる輸送予約が必要です。通常サイズの自転車やe-bikeであれば、予約なしでも輸送可能なのですが(自転車・ダイビングバッグなどの輸送)、大型のファットバイクは原動機付自転車と同じ扱いになるため、オートバイ枠での予約が必要になります(オートバイの輸送)。積める台数に限りがあるため、GWの時期だったので予約が取れませんでした。夏のシーズンも予約がすぐ埋まってしまうようです。なお料金は3,000円でした。

2つ目が「自分が載る船とは別に貨物船で運ぶ」方法です。新島への貨物船が定期便として運行しています。今回は辰巳営業所より貨物として送ることに。事前予約は不要で営業所の営業時間内に直接持ち込むことになります。サイズによって料金は異なると思いますが、「TRX-EVO」の場合は4,000円弱でした。

私とe-bikeが別々の船で新島を目指すために、島で車体を受け取れないと困るので、私よりも早く到着する貨物船で輸送しました。島では貨物の管理をしている営業所に保管されていて、到着後に受け取りにいきました。ちなみに港から徒歩で行ける距離に営業所はあります。

無事にe-bikeを受け取ることができました

遂に新島をe-bikeで走る!!

伊豆諸島の中では、新島は比較的平坦な島で、観光客向けのレンタサイクルも充実しています。山を上らなくても大体の観光スポットを回ることもできます。しかし、e-bikeがあれば山の上の絶景スポットや長い距離をラクに走ることができるので、その優位性を実感しました。

太いタイヤのファットバイクは安定性もあり、多少の小石があるような道でも余裕で走行できるのはもちろん、砂や小石(風によって巻き上げられる)などの多い道もありますが、まったく問題なく走行できました。

そして、新島の有名な海岸である「羽伏浦海岸(はぶしうらかいがん)」をファットバイクe-bike「TRX-EVO」で走行することに。私が新島でいちばんやりたかったことにチャレンジします。南北に約7kmの長さがある羽伏浦海岸は、白い砂と青い海のコントラストが抜群に美しいのです。この海岸線をひたすら走ってみたいというのが目的でした。

いよいよ楽しみにしていた羽伏浦海岸を走ります

しかし、ファットバイク自体が初めてであったため、「本当に砂浜を走れるのか」少し心配でした。特に新島の砂浜の砂はガラス質であり、非常に粒子が細かく、本土の砂浜と比べてかなりサラサラしているのが特徴です。

大丈夫かな? と思いながら恐る恐る走り出してみます。……結果は大正解。前輪駆動のパワフルな電動アシストのおかげで快適に走ることができます。少し強めの向かい風も吹いている状況でも力強く進めました。

心配は不要でした。気持ち良く走れます

初夏の日差しで暑いくらいでしたが、波の音が心地よく、抜群のロケーションを堪能できて大満足。普段は歩いている美しい砂浜を自転車で走るのは、なんだか不思議な感覚でした。砂浜を6~7km歩くのはかなりしんどいですが、このファットバイクe-bikeなら楽勝です。

なお、走り方としては、漕ぎ出しがいちばん負荷がかかるので安定させるために、ギアを軽くして走り出すようにしました。一度漕ぎ出してしまえば、あとはアシストが効くのでラクに走ることができます。やはり砂浜を走っている姿はインパクト抜群で、地元の人や観光客からの注目も凄かったです。気持ち良さそうに走る私の姿を見た地元の方は「あの海岸も走れるのか!」と驚かれました

注目を浴びたい方や変わったe-bikeが好きな方には、本当にオススメしたいe-bikeです。これからも新島をガンガン走るのはもちろん、ファットバイクの実力を発揮できる「雪道」も走ってみたいです。

そんなファットバイクですが、購入時の注意点としては「駐輪場」でしょう。やはりタイヤが太いため通常の駐輪場(タイヤを差し込むタイプ)が使用できないことが挙げられます。私の住んでいるマンションは、このタイプの駐輪場でなかったため駐輪が可能でした。事前に確認しておくことをオススメします。

次はこの相棒とどこへ出かけるのか楽しみでたまりません。

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