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フィリップス、タッピングエステ機能を追加した電動洗顔ブラシ「ビザピュア アドバンス」

全世界で50万台を突破した電動洗顔ブラシ「ビザピュア」

洗顔とエステタッピング機能を搭載した家庭用美顔器「ビザピュア アドバンス SC5320/10」

 フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、洗顔とエステタッピング機能を搭載した家庭用美顔器「ビザピュア アドバンス SC5320/10」を9月中旬より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は22,800円前後(税抜)。

 手洗顔の10倍の洗浄力で、圧力なく、肌に優しい洗顔ができる電動洗顔ブラシ。2013年の発売以来、右肩上がりの成長を続け、全世界での販売台数は50万台を突破したという。新モデルでは、エステティシャンの技術からヒントを得て、美容専門家と共同開発したというタッピングエステ機能を新たに搭載した。

 独自に開発したタッピングヘッドにより、エステティシャンのフィンガータッピングのような心地良い刺激を与え、肌にハリをもたらし、フェイスラインをしっかりと引き締めるという。製品開発には、パリでオーガニックコスメブランド「SHIGETA」を主宰するCHICO SHIGETAさんも協力。SHIGETAさんが考案したビザピュア アドバンスの効果的な使い方を「SHIGETA メソッド」として提案する。

製品本体
今回新たに搭載した「タッピングヘッド」(手前)と「洗顔ブラシ」(本体装着のもの)が付属する
タッピングヘッドを肌に当てているところ
パリでオーガニックコスメブランド「SHIGETA」を主宰するCHICO SHIGETAさん(左)による、実演も行なわれた

 SHIGETAさんは、ビザピュアについて、「元々、私はセルフマッサージを提唱していたので、ビザピュアのような電動のものには抵抗があった。しかし、使ってみると、手ではできない動きを再現しており、効果をすぐに実感できた。お顔の流れと作りに合わせて使うことでより効果を実感できる」と話した。

 共同開発については「フィリップスの開発チームと話していると、美容産業として、女性のために努力しているという姿勢が伺え、それに私も賛同したいという気持ちになった」と説明した。

 会場では、SHIGETAさんによる実演も行なわれた。顎から始め、フェイスライン、口角、ほお骨、目までタッピングヘッドの回転方向や、方法についても細かく設定されている。「SHIGETA メソッド」については、YouTubeで動画が公開されている。

SHIGETAさんによる実演。最初は顎から始める
フェイスラインは3カ所を各10秒づつの目安で施術する
施術後のモデルさん。今回は左半分だけ施術した。頬の位置が上がっているように見える

 SHIGETA メソッドによる効果は、第三者機関により、実証されている。それによると、約5分間のケアで、目尻や頬、口元、顎などの角度が上がっていたという。

SHIGETA メソッドによる効果は第三者機関で実証されている。目尻、頬、口元、顎の角度がそれぞれ上がっていたという
CGで作成したイメージ。角度が上がることで、顔の印象も変わる

NFC採用で、ヘッドに応じた最適プログラムを自動認識

別売りで展開される「フレッシュアイヘッド SC6040/00」。むくみがちな目元に効果的だという

 ビザピュア アドバンスには、タッピングヘッドのほか、毎秒110回の音波振動と毎分250回の回転運動のダブルアクションでしっかりと汚れを落とす「洗顔ブラシ」が付属する。

 また今回新たに開発した「フレッシュアイヘッド SC6040/00」も別売りされる。店頭予想価格は3,480円(税抜)。むくみがちな目元の肌を音波振動と回転運動に加えて、クーリング効果でひんやりと引き締め、すっきりとした印象の目元へ導くというもの。

 ビザピュアでは、ヘッドを付け替えることで、様々な機能に対応する。これは、ハンドル本体に交通系カードや電子マネーなどで広く利用されている近距離無線通信技術「NFC」を搭載するため。ハンドルがヘッドを自動認識し、ヘッドに応じた最適プログラムを実施するという。ヘッドと本体がプログラムを認識するので、ユーザーは電源スイッチを入れるだけで使い始めることができ、プログラムなどを選択する必要はない。ピザピュアシリーズでNFCを搭載するのは今回が初めてとなる。

ヘッドによって異なるプログラムの認識にはNFCを採用する
本体にNFCを搭載し、ヘッドを自動で認識するという
本体の操作スイッチはごくシンプルなもの

 本体サイズは45×200mm(直径×高さ)で、重量は約144g。本体は充電式で、充電時間は約6時間、満充電時で約60分使用できる。本体は丸洗い可能。

肌に優しいアクネブラシ付属の「ビザピュア」

洗顔機能だけに絞った「ビザピュア SC5278/15」

 タッピングヘッドなどに対応せず、洗顔機能だけに絞った「ビザピュア SC5278/15」も同時発売する。店頭予想価格は18,800円前後(税抜)。

 ノーマルブラシと、新たに開発した「アクネブラシ SC5994/00」が付属する。アクネブラシは、吹き出物やニキビが出来やすい肌に最適な、より肌に優しいブラシ。ノーマルブラシに比べて、毛の長さは16%長く、より細く柔らかいブラシを採用する。

 アクネブラシで洗顔することで、手洗顔に比べ、過剰な皮脂を約4倍、古い角質を約50%抑えることができ、吹き出物やニキビの形成を防ぐという。

新たに採用したアクネブラシは、過剰な皮脂を約4倍、古い角質を約50%抑えることができ、吹き出物やニキビの形成を防ぐ
ノーマルブラシ(左)に比べると、毛が長く、ブラシの密度が高い
フィリップス エレクトロニクス ジャパン マーケティング パーソナルケア シニアマネージャーの今泉 秀一氏

 フィリップス エレクトロニクス ジャパン マーケティング パーソナルケア シニアマネージャーの今泉 秀一氏は、同社の美容機器の取り組みについて、以下のように話す。

 「フィリップスでは、年間2,000万個以上、400種類の美容機器を全世界で販売している。売上のうち、約6.5%は研究開発に投資し、また新たな製品を開発するなど、今、力を入れている分野の1つ。中でも日本のユーザーは、美容に対する意識が高い。今回提唱した、SHIGETAさんによるSHIGETA メソッドは、日本のみならず、グローバルで展開していく」

阿部 夏子