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【エコプロダクツ2013】蛍光灯で作る低カリウムのレタスなど
(2013/12/12 15:17)
12月12日~14日の3日間、東京ビッグサイトで日本最大級の環境展示会、「エコプロダクツ 2013」(以下、エコプロ)が開催される。今年で、14回目となるエコプロは、開催テーマに「今つくる地球の未来」を掲げ、最新のエコ関連製品を展示。
入場は無料(登録制)で、会場には、社会見学などで訪れる小中学生の姿も多く見られる。子供が楽しめるような展示が多いのも、特徴だ。家電Watchでは、電機メーカーの展示を中心に紹介する。
富士通、蛍光灯で作る低カリウムのレタスなど
富士通のブースでは、蛍光灯で栽培したレタスが展示されていた。東北の産業復興を目的した取り組みで、溶液をコントロールすることで実現したカリウム含有量の低いリーフレタスを栽培するというもの。カリウム摂取量が制限されている透析患者や腎臓病患者も安心して食べられるという。2014年1月からは、会津若松工場の半導体製造用クリーンルームを再利用した大規模空間で実際に栽培を開始、2014年2月から販売もスタートするという。
また、光源として、現在は蛍光灯を使っているが、今後LEDへの切り替えも検討しているという。
京セラ、日本最大のメーガーソーラーで採用された太陽光発電パネルなど
京セラのブースでは、鹿児島県七ツ島にある日本最大のメガソーラー発電所で採用された太陽光パネルなどを展示していた。同発電所は70MWの発電能力を誇る日本最大のソーラー発電所で、京セラの242Wパネルが約29万枚設置されているという。
同社では個人住宅向けの太陽光発電パネルも展開しているが、通常10年の保証期間を有償により、最大20年まで延長するという「トリプル保証」制度をスタート。特に、15年間保証される自然災害補償は、台風や落雷、火事、洪水などの自然災害による破損も保証するというもので、京セラだけが行なっている。
また家庭用HEMSシステム「HOUSMILE」も展示していた。これは太陽光発電、エネファーム、エコウィルなどの状況が、スマートフォンやタブレットで確認できるというもの。2014年春以降は、メンテナンスや家電製品の遠隔操作もできるように機能強化を進めていくという。