ニュース
パナソニック、集塵スピードと加湿量をアップした加湿空気清浄機
~スマホで空気の汚れや電気代を確認
(2013/7/25 13:56)
パナソニックは、床に落ちるホコリを65%抑えた「加湿空気清浄機 F-VXJ90」を9月1日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は85,000円前後。
同社の加湿空気清浄機の最上位機種。集塵スピードと加湿量をアップさせた点が特徴。集塵スピードを向上させるため、ファンを大きくし、ファンを囲う風路「ファンケーシング」の配置角度を工夫した。これにより、本体サイズを抑えながら風量をアップさせた。集塵スピードは、8畳を7分で集塵できる。フィルターはHEPAフィルターを搭載し、0.3μmの粒子を99.97%以上集塵するという。
最大加湿量は、従来モデル「F-VXH80」より30mL/hアップし、“業界トップクラス”の加湿量830mL/hとなった。タンク容量も従来の約3.3Lから約4.2Lへ増やした。湿度は、「高め/標準/控えめ」の3つのモードから設定でき、冬場の乾燥対策にも対応する。
機能面では、外出時には人の不在をセンサーで検知して最大風量で運転し、部屋の空気を集中的にきれいにする「留守そうじ運転」機能を採用。吹出し風の風向きや風量を自動で調整して、床に落ちるホコリを低減させる「おそうじ気流」によって、床上空間のホコリを集中的に吸引する。これにより、床に落ちるホコリを約65%低減するという。なお、清浄したホコリの量の目安を確認できる3段階の「ホコリインジケーター」を搭載している。
機能面ではほかに、スマートフォンと連携して、空気の汚れと電気代の推移を確認できる。専用アプリをインストールすると、空気の汚れや湿度をグラフ化するほか、電気代の推移を表示して前年月と比較できる。また、簡単な質問に答えることで、適切な運転設定を診断する「空気のコンシェルジュ」機能も搭載している。ほかに、花粉情報や季節ごとの空気に関する情報などを提供していくという。
衛生面では、加湿トレーに除菌効果のある「イオン除菌・防カビユニット」を採用している。
本体サイズは398×275×636mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は11.2kg。タンク容量は約4.2L。運転音は25~54dB。空気清浄運転の適用床面積は40畳、消費電力は5.5~88W、風量は1.1~8.7立方メートル/分、運転音は18~55dB。加湿空気清浄運転の加湿適用床面積はプレハブ洋室で23畳、木造で14畳、消費電力は10~61W。加湿能力は300~830mL/時間。風量は2.0~7.4立方メートル/分。カラーはヘアラインシルバーとシルクホワイト。
スマートフォンとの連携機能を省略した加湿空気清浄機として、適用床面積が31畳の「F-VXJ70」、24畳の「F-VXJ50」、16畳の「F-VXJ35」も同時に発売される。価格はいずれもオープン価格。店頭予想価格は順に60,000円前後、50,000円前後、40,000円前後。