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三菱電機、高出力化した単結晶太陽電池モジュール「マルチルーフ」

~多彩な形状で設置容量を増加

 三菱電機は、住宅用の単結晶無鉛はんだ太陽電池モジュール「マルチルーフ」の新モデルを6月20日に発売する。希望小売価格は60,270円から152,460円。

 マルチルーフは、住宅の屋根の形に合わせて、隙間なくモジュールが並べられるように、標準的な長方形以外の台形などのモジュールが用意されているのが特徴。

 今回のモデルでは、長方形、ハーフ(横幅半分)、台形(右/左)、スリム(高さが2/3)、スリムハーフ(スリムの横幅半分)の6種類のモジュールが用意される。これらのモジュールを組み合わせることで、屋根への設置面積が増え、家全体の発電量の増加につながるという。

「マルチルーフ」220Wシリーズ

 また、新モデルの特徴として、高出力化が図られている。セルの高効率化と透過性に優れたガラスの採用により、長方形モジュールでは従来製品より8W高い220Wを実現した。

 さらに、同社製モジュールに共通の特徴である、工場出荷検査時にモジュールが公称最大出力値を上回る出力を確保する「プラストレランス基準」や、モジュール出力の20年保証に対応している。

 シリーズには、垂直積雪量2m以下地域での設置を可能にした「積雪地域対応モジュール」が用意される。また、塩害地域については、専用のモジュールや架台を必要とせず、標準品のまま設置できるとしている。

伊達 浩二