東芝、古米をおいしく炊きあげる「ふっくら古米」コース搭載の炊飯器

「真空圧力かまど炊き RC-10/18VXF」左からグランレッド、パールホワイト

 東芝ホームアプライアンスは、古い米もおいしく炊ける「ふっくら古米」コース搭載のIH炊飯器「真空圧力かまど炊き RC-10/18VXF」を7月中旬より発売する。価格はオープンプライス。炊飯容量1.0LのRC-10VXFの店頭予想価格は60,000円前後、炊飯容量1.8LのRC-18VXFは63,000円前後。

 独自の真空技術で釜内を真空状態にして、米の心まで短時間で吸水させる「真空圧力IH」の新モデル。RC-10/18VXFはハイエンドモデルに次ぐ位置の製品。新製品では、古くなった米をおいしく炊きあげる「ふっくら古米」コースを新たに搭載した。同社によると、古くなった米は、表面が脂肪酸化し、吸水が妨げられやすいという。RC-10/18VXFではこの問題を独自の真空技術によって解決。真空状態にすることで吸水を促進し、粘りのある炊きあがりを実現するという。

 内釜には独自の「鍛造かまど銀釜」を採用。かまどのような炊きあがりを実現させるため、釜底に5mmの厚みを設け、角度は60度としたほか、釜の中心部まで熱を届けるために、表面に凹凸がある「厚釜WAVE加工」を施した。米の一粒一粒まで熱が伝わるため、米をうまく炊けたときの目印となる「カニ穴」ができるという。

釜底に厚みがある「鍛造かまど銀釜」を採用。凹凸のあるWAVE加工を施すことで、熱が均一に伝わるという

 そのほか、消費電力量を抑えて炊飯する「ecoモード」も新たに採用した。予約待機時と保温時に真空ポンプを作動させないほか、炊飯時に細かな火力調整を行なうことにより、通常時より使用電力を約16%低減できるという。また、通常より炊飯時間を多めにとることで、米をよりおいしく炊きあげる「かまど名人」コースも搭載する。

 炊飯容量1.0L「RC-10VXF」の本体サイズは269×330×228mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は5.8kg。消費電力は1,420W。本体カラーはグランレッドとパールホワイト。

 下位機種として内釜の種類などが異なる「RC-10/18VSF」と「RC-10/18VRF」を同時発売する。RC-10/18VSFの内釜は底の厚さが3mmでWAVE加工が少なくなっているほか、かまど名人コースが省略されている。RC-10/18VRFの内釜は底の厚さが2mmの「かまど黒釜」で、WAVE加工は施されていない。

 価格は全てオープンプライス。RC-10/18VSFの店頭予想価格は順に43,000円前後、46,000円前後。RC-10/18VRFは33,000円前後、36,000円前後。RC-10/18VSFの本体カラーはグランレッドとパールホワイト、RC-10/18VRFはブラック、グランレッド、シルバーの3色。

「RC-10/18VSF」左からグランレッド、ホワイト「RC-10/18VRF」左からグランレッド、ブラック、シルバー





(阿部 夏子)

2012年5月29日 13:23