東芝、声で操作できるエアコン「大清快VOiCE」のスタンダードモデル

「大清快VOiCE」のスタンダードモデル「NDXシリーズ」。写真は、適用床面積が14畳の「RAS-401NDX」

 東芝ホームアプライアンスは、声で操作できるエアコン「大清快VOiCE」のスタンダードモデル「NDXシリーズ」を2月20日より発売する。6畳/8畳/10畳/14畳用の全4機種が用意される。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は14万円~18万円前後。適用床面積が14畳の「RAS-401NDX」は18万円前後。

 音声を検知するボイスコントローラーで、本体の操作ができる「大清快VOiCE」のスタンダードモデル。付属の卓上型ボイスコントローラーには、あらかじめ「暖房」や「タイマー」、「停止」といった使用頻度の高い音声認識ワードが26個登録されており、これらの言葉に反応して21通りの操作を行なう。音声認識による操作結果は、音声とメロディによって知らせる。

 なお、ボイスコントローラーを使用するには、ボイスコントローラ本体のスタートボタンを押すか、拍手やノックなどで3回音を鳴らして、音声認識回路を起動しておく必要がある。また、東芝製のLEDシーリング照明器具や、液晶テレビ「REGZA」のON/OFF操作にも対応する。

「節電」と言う言葉にコントローラーが反応すると「節電 暖房24℃自動で運転します」と音声が知らせる

 省エネ性では、室内の明るさを検知し、部屋が暗くなったら自動で能力を弱める「明るさサーチセンサー」機能、消費電力を抑えた節電運転を行なう「ピークカット(パワーセレクト)」機能を搭載。本体には、2日前までの日ごとの電気代、2カ月前までの月ごとの電気代を画面で比較表示できる「ナビリモコン」が付属する。

 使い勝手の面では、運転停止ごとに内部のエアーフィルター、熱交換器を自動で清掃し、エアコン内部を乾燥させる「エアコンお掃除」機能を備える。エアコン内部の汚れを防ぐことで、省エネ性能の低下を抑制する効果もあるという。

 また、室内の汚れた空気に含まれるウイルスやカビ菌、花粉などを熱交換器に集め、運転時に発生するドレン水と共に屋外に排出する「プラズマ空清」機能を搭載する。空気の汚れを集める「プラズマイオンチャージャー」と、ウイルスや菌の抑制効果がある「アクアde洗浄熱交換機」により、室内の空気の汚れを効果的に抑えるという。

 なお、ハイエンドモデルに当たる「大清快VOiCE NDRシリーズ」に搭載されている東芝独自のコンプレッサー「デュアルコンプレッサー」、除菌・消臭効果があるとされる「ピコイオン」放出機能などは搭載されていない。

 14畳タイプの「RAS-401NDX」の冷房能力は4.0kW、暖房能力は5.0kW。電源は単相100V。室内機は高さ250mmの「スリムボディ室内機」を採用する。

14畳タイプの「RAS-401NR」

 ボイスコントーラーが付属しない「大清快 NRシリーズ」4機種も3月10日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は11万円~15万円前後。14畳タイプの「RAS-401NR」の店頭予想価格は15万円前後。

 6畳タイプの「RAS-221NR」の室外機は幅660mmで、他のモデルよりも幅が狭く、集合住宅のベランダにも置きやすいコンパクトサイズになっている。RAS-221NRの店頭予想価格は11万円前後。





(阿部 夏子)

2012年1月12日 16:01