オムロンの太陽光発電システム用パワコンで発煙の恐れ、無償点検を実施

~京セラブランドでも販売

 オムロンは、同社が製造した太陽光発電システム用のパワーコンディショナについて、発煙の恐れがあるとして、対象製品を無償で点検、修理すると発表した。

 回収の対象となるのは、オムロンが2001年10月から2002年8月までに製造したパワーコンディショナのうち、オムロンブランドで販売された「形KP40F」の一部機種、および京セラブランドから販売された「エコノライン402 PVN-402」「エコノライン302 PVN-302」の一部機種。対象となる製造番号は、オムロン・京セラのホームページにて公開されている。回収台数は、オムロンブランドで1,358台、京セラブランドで4,370台。

オムロンブランドのパワーコンディショナ京セラブランドとして販売されたパワーコンディショナ

 事故の内容は、雷など外部からサージ(瞬間的な異常電圧)を受けた場合、一部機種において、パワーコンディショナに内蔵されている「フィルムコンデンサ」という部品が破損し、発煙に至るというもの。これまで経済産業省に2件、製品評価技術基盤機構(NITE)に3件の事故が報告されている。いずれも人的被害はない。オムロンでは、発煙が発生しても、本体は金属カバーで覆われており製品の焼損にとどまるため、発火や延焼には至らないとしている。

 オムロンと京セラでは、ホームページにて対象製品の点検・修理を無償で実施すると発表。ユーザーに対して、販売店または専用フリーダイヤルへの連絡を呼びかけている。

 点検・修理の作業内容は、パワーコンディショナが動作している日中に、一時的に運転を停止し、点検と部品の交換を行なうというもの。作業時間は約1時間半の予定。なお、点検・修理を待っている間に、異臭や発煙などの異常が生じた場合は、直ちにパワーコンディショナの運転スイッチを切るよう呼びかけている。

異常発生時には、パワコンの運転スイッチを切るように呼びかけている






(正藤 慶一)

2011年12月9日 17:13