パナソニック、親機の受話器もコードレス化した電話機

~無線LANと干渉しないDECT方式を採用

 パナソニックは、親機の受話器もコードレス化した電話機「RU・RU・RU(ルルル) VE-GD51シリーズ」を、11月10日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、子機1台の「VE-GD51DL」が18,000円前後、親機のみの「VE-GD51D」が13,000円前後。

VE-GD51DL シルバーVE-GD51DL ブラック

 親機の受話器をコードレス化した、デジタルコードレス電話機。従来通り親機の近くで受話器として使えるだけでなく、親機から離れた場所でも子機のように使える「受話子機」仕様となっている。親機のコードをなくすことで、コード付きだと面倒な電話取り次ぎが楽になったという。

 また、コードレス子機のデザインも一新。液晶サイズは、従来品比で約2.7倍の約2.1型へと大型化した。ダイヤルボタンも大きくし、携帯電話と同じような操作感覚で使えるように配置したという。このほかの機能では、電話帳は4行のリスト表示、電話番号を2件まで記録するワンタッチダイヤル機能を搭載。再ダイヤルや着信履歴の画面には日時も表示される。

 親機には、着信を光って知らせるLEDアンテナを搭載。着信音が聞こえにくい状況でも、着信の際に親機のアンテナ部にあるブルーのLEDが点滅することで、着信をよりわかりやすく知らせる。なお、親機と子機の液晶パネルには、見やすいホワイトバックライト液晶を採用している。

 省エネ面では、待機時の親機の消費電力を約1.1Wに抑えた。また、充電台の消費電力も、充電時で0.8W、待機時で約0.3Wに抑えている。

 このほかの機能では、着信時に登録した相手の名前を読み上げる機能や、相手が名乗った後に応答できる「あんしん応答」などの機能も備えている。

 本体サイズは、親機が約162×181×95mm(幅×奥行き×高さ)で、子機が約48×30×175mm(同)。重量は親機が約580g、子機が約150g。親機の最大消費電力は約3.4W。本体カラーはシルバーとブラック。

 なお本製品では新たにDECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)準拠方式を採用している。DECT準拠方式では、他機器との電波干渉による通信障害を減らすほか、消費電力の低減、データ転送の高速化などのメリットがある。また、親機と子機の間に中継アンテナを2台接続して、電波エリアを拡げることができる。


「窓センサー KX-FSD10」と連携させて防犯設備も強化することもできる

 さらに別売りの「窓センサー KX-FSD10」と連携させて防犯設備も強化することもできる。窓センサーを窓に設置すると、窓が開いた時に親機と子機が報知音と表示で知らせる。あらかじめ登録した携帯電話などの番号に知らせることもできる。窓の開閉状態は、親機・子機の液晶画面から確認することも可能。電話機1台につき、登録できる窓センサーの数は最大20台となる。

VE-GD21DL

 下位モデルとして、親機の受話器にコードが付いている「VE-GD21シリーズ」も同時に発売する。こちらも親子間はDICT準拠方式を採用。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、子機2台の「VE-GD21DW」が17,000円前後、子機1台の「VE-GD21DL」が18,000円前後。本体カラーはいずれもホワイト。







(小林 樹)

2011年8月30日 00:00