山善、古米をリフレッシュできる「白米みがき」搭載の精米機

つきたて米の達人 YRP-50

 山善は、古米をリフレッシュできる「白米みがき」搭載の精米機「つきたて米の達人 YRP-50」を8月1日より発売する。価格はオープンプライス。希望小売価格は19,800円前後。

 玄米の表面を削って精白米にする精米機の新製品。同社によると、精白米を長期間保存すると、米の酸化が進み、パサつきやニオイが出てくるため、可能であれば食べる量だけを精米するのが理想であるという。その一方、スーパーなどの店頭に玄米が置いてあることは少なく、精白米の方が手に入れやすいという現状がある。

 つきたて米の達人では、この問題を踏まえ、精米してから時間の経った精白米をおいしく食べられる「白米みがき」モードを搭載する。これは、古くなった米の表面を軽く削ることにより、酸化膜を落とし、米の鮮度を蘇らせるというもの。また、表面を約1%削ることで、米研ぎの手間も省略でき、米研ぎの際の使用水量も約1/5に節水できるという。

 基本の精米モードでは、白米だけでなく栄養価の高い分づき米に仕上げることもできる。分づき米は、3分/5分/7分から選択できる。玄米5カップ(750g)を精米するのにかかる時間は、白米で約7~10分、3分づきで約4~5分、5分づきで約7~10分。

米の表面の様子。精米してから時間の経った精白米(左)や、無洗米(右)に比べて白米みがき(中央)は、表面がつるつるとしている本体では白米のほか、栄養価の高い分づき米にも対応する

 精米方式は、業務用などでも採用されている圧力式を採用。玄米をこすり合わせながら精米するため、米を傷めずに精米できるという。精米時に使用する精米調整ユニットは、取り外し可能で、水洗いに対応する。

 本体サイズは160×324×344mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約7kg。消費電力は210W/220W(50/60Hz)。定格時間は20分。電源コードの長さは1.4m。






(阿部 夏子)

2011年8月2日 16:15