シャープ、プラズマクラスター搭載の新型車両試乗会に親子180名を招待

 シャープと南海電鉄は、プラズマクラスター技術を搭載した南海電鉄の特急「サザン」新型車両12000系の運転開始に先立ち、「『シャーププラズマクラスター号』親子特別試乗会」を8月20日に実施、小学生の子供を含む親子180名を抽選で招待することを発表した。

 南海電鉄の特急「サザン」の客室に、プラズマクラスターイオン発生器が採用されたことを記念して行なわれる親子向けのイベント。9月1日からの営業運転開始に先立ち、新型車両12000系を「シャーププラズマクラスター号」として特別運転する。

南海電鉄の特急「サザン」新型車両12000系(上)。試乗会当日は、先頭にプラズマクラスターのロゴマークを入れて「プラズマクラスター号」として運用する客室内には、プラズマクラスターイオン発生器が搭載されている

 試乗会では、難波駅からみさき公園駅まで、同車両に乗車する。乗車中は、プラズマクラスターイオンの除菌・脱臭・静電気抑制・美肌効果の実験や、プラズマクラスターに関するクイズ大会などが行なわれる。クイズ大会の優勝者には、シャープの「プラズマクラスターイオン発生器」、優秀者には「南海電鉄オリジナルグッズ」がそれぞれプレゼントされる。

 両社では、「夏休みの自由研究や思い出作りとして、家族で楽しめるイベント」としている。

 プラズマクラスター技術は、脱臭・除菌・静電気抑制効果などがあるシャープ独自の技術。家庭用の空気清浄機などに搭載されるほか、エレベーターなどの公共施設にも広く採用されている。

 南海電鉄は、大阪から和歌山・高野山方面をつなぐ鉄道会社。大手私鉄の車両にプラズマクラスター技術が搭載されるのは、今回が初めてだという。

 募集期間は、7月11日から7月25日(当日消印有効)まで。応募方法は、家電量販店や南海電鉄各駅に設置されているパンフレットに添付している応募はがきに、住所、参加人数、代表者と同乗者の氏名、年齢などを明記し、50円切手を貼って投函する。当選の発表は、案内状の発送により通知される。電話などによる受け付けは行なっていない。






(阿部 夏子)

2011年7月8日 15:04