東芝キヤリア、お湯の使用量が見やすいエコキュート
東芝キヤリアは、お湯の使用状況を確認できるリモコン付きの「エコキュートESTIAウルトラ出湯シリーズ」の「フルオートタイプ」、「給湯専用タイプ」合わせて6機種を、3月7日に発売する。希望小売価格は、フルオートタイプの370L 「HWH-FBH371C」が822,150円、寒冷地向けフルオートタイプの370L「HWH-FBH3「HWH-FBH371CN」が864,150円、給湯専用タイプの370L「HWH-FH371C」が724,500円。
HWH-FBH371C | ヒートポンプユニット(室外機) |
ウルトラ出湯シリーズは、3階でも快適にシャワーや入浴をしたり、台所と同時に給湯が可能なタイプ。新製品では従来機種に比べ給湯圧力を約1.8倍に高め、シャワーの出湯流量が向上した。また、同時出湯性能も約30%アップ。これにより、シャワーを使用中でも気にせずにキッチンでの洗い物ができるとしている。
新製品では、お湯の使用状況がわかる「給湯量NaVi・どれだけNaVi」機能搭載の「見エル~ネリモコン」と、夏場の入浴や半身浴などにも対応する「低め出湯・入浴タイマー」が特徴。
給湯量NaVi・どれだけNaVi |
見エル~ネリモコンに搭載した「給湯量NaVi」は、入浴時に使っている湯量をリアルタイムで表示するため、毎日の使用量や家族ごとの使用量が確認できる。また、「どれだけNaVi」では使える湯量を数値で確認できるので、「給湯量NaVi」と併用して、沸き増し運転の要否がわかる。メーカーによると、これらの機能がお湯の出しっぱなしや無駄な沸き上げを軽減することに役立つという。
ほかにも従来より3℃ずつ設定温度の低い「低め出湯」を採用。給湯の最低温度が27℃、風呂の湯はりの最低温度が32℃と、夏場の入浴や半身浴向きに適しているという。また、浴室リモコンには入浴タイマー機能が搭載された。
「フルオートタイプ」では、継続して風呂の湯はり回路内に銀イオンの発生ユニットを搭載。ニオイや浴槽のヌメリを抑制する効果があり、家族が入浴し終わるまで、快適に入浴できるという。
「給湯専用タイプ」でも、引き続き、設定湯量で給湯を自動停止する「オートストップ機能」を搭載。蛇口のしめ忘れによるお湯の入れすぎが防げるという。また、貯湯ユニットを並列に連結することで、大容量給湯システムとしても利用できる。
なお、「フルオートタイプ」には、マイナス25℃の外気温度まで使用可能な寒冷地向けが新たに追加。ガス・石油などの他熱源給湯機器から入れ替えても、シャワーが違和感なく使えるとしている。
タイプ | フルオート | 給湯専用タイプ | ||||
場所 | 一般地 | 寒冷地 | 一般地 | |||
型番 | HWH-FBH371C | HWH-FBH461SC | HWH-FBH371CN | HWH-FBH461SCN | HWH-FH371C | HWH-FH461SC |
貯湯ユニット容量 | 370L | 460L | 370L | 460L | 370L | 460L |
用途 | 2~5人家族用 | 4~7人家族用 | 2~5人家族用 | 4~7人家族用 | 2~5人家族用 | 4~7人家族用 |
電源 | 単相200V | |||||
年間給湯効率 (APF) | 3.3 | 3.2 | 3.3 | 3.2 | 3.3 | 3.2 |
運転音 (中間期/冬期) | 38/44dB | 42/46dB | 38/44dB | 42/46dB | 38/44dB | 42/46dB |
ヒートポンプユニットのサイズ (幅×奥行き×高さ) | 820×320×712mm | |||||
貯湯ユニットのサイズ (幅×奥行き×高さ) | 630×730×1,800mm | 630×730×2,140mm | 630×730×1,800mm | 630×730×2,140mm | 630×730×1,800mm | 630×730×2,140mm |
希望小売価格 | 822,150円 | 900,900円 | 864,150円 | 948,150円 | 724,500円 | 808,500円 |
(小林 樹)
2011年2月14日 16:04