パナソニック、家庭用エアコンのリサイクル料金を引き下げ

~回収資源の価格安定で収支改善
パナソニックのエアコンの最新モデル「Xシリーズ

 パナソニックは、同社の家庭用エアコンのリサイクル料金を、4月1日より引き下げると発表した。

 エアコンを廃棄する際には、家電リサイクル法に基づき、ユーザー側が再商品のためのリサイクル料金を支払う必要がある。パナソニックでは、現行では1台当たり2,625円としているが、これを4月1日より2,100円と、525円引き下げる。

 リサイクル料金を引き下げる理由について同社では、2009年度の再商品化率(収集した量に対するリサイクル量の割合)が84%と回収する資源が多く、さらに、回収した資源の価格が安定していることから、収支が改善する見通しになったことを挙げている。

 パナソニックではこれまで300万台を越えるエアコンの再商品化を実施。今回の料金改定について、「お客様にお支払いいただくコストをできるだけ最小化しながら、同時に地球環境も共存していくことをめざす当社の日々の活動のひとつ」としている。






(正藤 慶一)

2011年1月24日 14:27