センチュリー、粘着テープで取り付けできる火災報知器

~電池寿命をハガキやメールで知らせるサービスも
ボイスけむりの見張り番 SG-FSV

 センチュリーは、粘着テープで取り付けできる火災報知器「ボイスけむりの見張り番 SG-FSV」を発売した。希望小売価格はオープンプライス。店頭予想価格は4,000円前後。

 火災時に発生する煙を感知して、警報音、音声、光で火災を知らせる住宅用火災報知器。

 住宅用火災報知器は、通常室内の壁や天井に設置して使用するが、従来は設置場所に穴を開ける必要があった。その際、ドライバーなどの工具を用意する手間や、設置工事に時間を要するなどの問題があった。SG-FSVではこれらの問題を解決するために、取り付けに粘着タブを採用し、ネジ止め不要とした点が最大の特徴。これにより、取り付け工事にかかる時間は約1分となり、高齢者や女性でも簡単に取り付けができるという。

 粘着タブは本体とは別売りのキットで販売されている。粘着タブと取り付け板がセットになった「壁面取付用の専用取付板 SG-FIB」で、希望小売価格は298円。

本体の製品パッケージ「壁面取付用の専用取付板 SG-FIB」。本体とは別売りで価格は298円

 また、電池寿命をハガキやメールで知らせる「10年後お知らせサービス」も新たに採用した。

 これは、一般的な住宅用火災報知器の電池寿命の10年が来る前にハガキとメールで電池寿命を知らせるというもの。本体には電池切れを知らせる警報音機能も搭載されているが、警報音は電池寿命により約3~7日間で切れてしまうため、この間不在であった場合、電池切れに気付かないこともあるという。10年後お知らせサービスでは、ハガキやメールで確実に電池寿命を知らせるため、電池切れに気づかないという事態を防ぐとしている。

 サービスを受けるためには製品購入後、付属のハガキに設置年月日、住所、電話番号、メールアドレスなどを書いて同社宛に送る必要がある。なお、このようなサービスを採用したのは「業界初」だとする。

 火災発生時の警報は「ピューピュー」という警報音、「火事です、火事です」と音声、連続で赤く点滅する光で知らせる。警報音量は約70dB。

 本体サイズは、99.37×39mm(直径×高さ)。また、本体が2個セットになったタイプと、3個セットになったタイプも同時発売する。価格は2個セットが7,000円前後で、3個セットが10,000円前後。





(阿部 夏子)

2009年10月28日 17:41