象印、人工知能でごはんをおいしく保温するIH炊飯器「極め炊き」

~内釜は甘みを引き出す“プラチナ真空釜”

極め炊き NP-NS10
 象印マホービンは、ごはんの量に適した温度で保温できるIH式炊飯器「極め炊き NP-NS」を、9月11日に発売する。希望小売価格は、5.5合炊きの「NP-NS10」が66,150円、1升炊きの「NP-NS18」が69,300円。

 圧力炊飯機能を備えたIH式炊飯器で、保温したごはんもおいしく食べられる「保温見張り番」という機能を採用した点が特徴。本体に搭載された人工知能とセンサーが、フタの開閉回数と時間を検知し、釜内部のごはんの量を推測、ごはんの量に適した温度で保温することで、保温時に発生しがちなニオイや黄ばみ、パサつきを抑えられるという。また、保温中なのにフタが開いている場合、炊きあがった後にごはんをほぐしていない場合に、ブザーを鳴らす機能もある。

内釜は、最上位機種でも採用されている「プラチナ真空釜」。米の甘みを引き出す効果がある

 内釜には、同社の最上位モデル「NP-LU」モデルで使用されている、厚さ2.2mmの「プラチナ真空釜」を使用する。釜の内側にはプラチナ(白金)の微粒子がコーティングされており、釜の水質が弱アルカリ性に変わることで、米表面のタンパク質が分解、内部まで水が浸透しやすくなる。このため、熱が米の中心まで伝わりやすくなり、ごはんの甘みの元となる還元糖の量を約30%増す効果があるという。

 このほか、好みの食感に炊き分けられる7段階の圧力炊飯モードを搭載。米の芯までじっくりと吸水させ、還元糖の量を通常よりも約2.3倍にアップする「熟成炊き」モードも用意されている。また、血圧降下作用などさまざまな効果が期待される「GABA(γ-アミノ酪酸)」の発生を促進する「玄米活性」モードもある。

 NP-NS10の本体サイズは、255×390×220mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は5.5kg。消費電力は1,240W。炊飯1回当たりの消費電力量は212Wh。カラーはプライムシルバー。

 NP-NSと同様にプラチナ真空釜と保温見張り番機能を搭載した下位機種「極め炊き NP-NA」も、同時に発売する。NP-NAは、釜の厚さが1.7mmとなる。希望小売価格は、5.5合炊きの「NP-NA10」が57,750円、1升炊きの「NP-NA18」が60,900円。カラーはステンレスブラウン。

【お詫びと訂正】初出時、NP-NAでは「保温見張り番機能」が省かれていると表記しておりましたが、誤りでした。訂正してお詫びいたします。



(正藤 慶一)

2009年8月26日 00:00