貝印、電子レンジでごはんや煮魚が作れる調理器シリーズ



一合炊飯鍋
 貝印は、電子レンジでごはんや煮魚などが作れる調理器「一合炊飯鍋」「一膳炊飯碗」「電子レンジ磁器鍋」の3製品を、今春より発売したと発表した。価格は以下の表の通り。

製品名希望小売価格
一合炊飯鍋8,400円
一膳炊飯碗5,250円
電子レンジ磁器鍋10,500円

 「一合炊飯鍋」と「一膳炊飯碗」は、いずれも電子レンジでごはんが炊ける、有田焼の磁器製品。電子レンジで調理した後、そのまま食卓に出せるデザインとなっている。一合炊飯鍋が約2膳分、一膳炊飯碗は1膳分の炊飯に対応する。

 炊飯時には、器の上に中蓋、外蓋の2枚のフタをかぶせる必要がある。中蓋には4つの穴が開いており(一膳炊飯碗は3つ)、器の蒸気を均一に放出するが、外蓋にはやや大きめの穴が1つだけ開いているため、中蓋から放出された蒸気を一度受け止めて放出する仕組みになっている。これにより、器内部に適度な圧力がかかるため、吹きこぼれやフタの持ち上がりが抑えられるという。

 一合炊飯鍋の本体サイズは、120×85mm(内径×深さ)。約2膳分のごはんの調理時間は10分(500Wの場合)。おかゆ、炊き込みごはん、甘納豆おこわ、根菜汁、肉じゃがなどの調理にも対応する。一膳炊飯碗の本体サイズは、110×65mm(同)。煮込みうどんや茶碗蒸しにも向くという。いずれの製品にもオリジナルレシピが付属する。

左が2膳分のごはんが炊ける「一合炊飯鍋」、右が小型で1膳用の「一膳炊飯碗」蓋は中蓋、外蓋の2重構造となっている


煮魚や肉じゃがなどが作れる「電子レンジ磁気鍋」
 「電子レンジ磁器鍋」は電子レンジで煮魚などの料理が作れる、楕円形の有田焼の鍋。鍋の底には円形状の突起が並んでおり、これが食材を点で支えることで、余分な水分や脂を分離し、ヘルシーに仕上げられるという。また、食材を満遍なく加熱する効果もあるという。

 調理可能なメニューは、魚の煮付け、野菜炒め、ハムエッグ、肉じゃが、あさりの酒蒸し、麻婆豆腐など。調理後はフタを外してそのまま食卓に出せるという。


 同社ではこのほか、1~2人分の漬け物が手軽に作れる「かんたん漬け物ポット」も、同時に発売している。希望小売価格は3,675円。


 これらの製品は、和食料理店「分とく山」の総料理長を務める料理家、野崎洋光氏が共同開発を務める「野崎洋光の調理器シリーズ」の製品として展開される。同シリーズではこれまでに、電子レンジで出汁が取れるポット「万能だしポット」などを発売している。

鍋の底には円形状の突起が並んでおり、余分な水分や油を分離できるという1~2人分の漬け物が作れる「かんたん漬け物ポット」も同時に発売。こちらは電子レンジを使用しない




(正藤 慶一)

2009年6月10日 18:10