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電動3輪のカーゴ自転車、荷物たっぷりでも安定 椿本チエイン

椿本チエイン「LA SI QUE」

椿本チエインは、事業者向けの電動アシスト3輪自転車「LA SI QUE(らしく)」を6月15日から限定発売した。価格は350,000円からで、台数やオプションにより変動する。

産業用チェーンと自動車エンジン用タイミングチェーンシステムで世界シェア1位の機械メーカーが、新事業の1つとして開発した電動アシスト3輪カーゴバイク。「ビジネスやレジャー、日常使いなど、様々なシーンで荷物を安定して運べる、快適な電動アシスト3輪自転車」をコンセプトに2023年4月にプロトタイプを開発していた。

3輪の安定感と2輪のような自然な操舵性を組み合わせた独自の後輪スイング機構を搭載。滑らかな乗り心地とともに、段差や傾斜などの路面状況であっても、重量物搭載時に安定した走行性能を実現したという。

独自の後輪スイング機構。リアの左右のタイヤ軸が別々に設計されている

まずは工場など大規模敷地内での荷物運搬、観光地でのシェアリングなど事業者限定販売となるが、先日開催された「BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO 2026」で担当者に話を聞いたところ、近い将来の一般販売もスタートする予定だという。

プロトタイプではシマノ製のドライブユニットを搭載していたが、完成車には太陽誘電「FEREMO(フェリモ)」が採用されていた
ハンドル周り。左ハンドルにディスプレイ一体型の操作スイッチ、右ハンドルにシフトスイッチ(内装3速)
バッテリーは着脱可能

現地ではペットとのお出かけや日常での買い物を想定したモデルも展示されていた。ベース車体「LA SI QUE」は変わらないが、それぞれの仕様に関して最終調整をしているのだろう。

ペット仕様の参考出展車。車体は変わらないので非常に現実的だろう
わんちゃんを乗せたイメージ
最大の特徴である独自の後輪スイング機構
こちらは子乗せ仕様の参考出展車
チャイルドシートの下には子供用の荷物を積める簡単な開閉式のスペースを開発中

車体サイズは1,730×590mm(全長×全幅)、適応身長は140~190cm、車体重量は31kg。タイヤサイズはフロントが20インチ、リアが16インチ。最大積載量は30kg。1充電あたりの走行距離はエコモードで230km、強モードで60km。充電時間は約4時間。

今回のBICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO 2026では、デリバリー用途の特定小型原動機付自転車も参考出展車として展示されていた。担当者に話を聞いたところ、こちらのモデルも商品化が近い印象だった。「LA SI QUE」同様に事業者向けとしてスタートするが、ニーズがあれば一般販売もしたいとも話していた。現時点での価格は400,000円~を想定しているとのこと。

特定小型原動機付自転車の参考出展車
ハンドル周り
操作スイッチ
こちらも独自の後輪スイング機構を搭載
たっぷり物を収納できる
シート下にバッテリーを内蔵。今回は自転車用バッテリーだったが、実際はもっと大容量になるとのこと