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細く着けやすいスマートリングSOXAI RING 2 シャープが技術支援
2025年12月10日 13:45
SOXAIは、日本発の睡眠管理用スマートリング新モデル「SOXAI RING 2」を12月10日より発売する。価格は39,980円で、購入後の月額料金などは不要。
脈拍や睡眠の深さなどを測定できて健康管理に活用できる国産スマートリングの新世代モデル。光学バイタルセンサー、皮膚温度センサー、AI搭載3D加速度センサー、Bluetooth LE(BLE)通信機能、NFCワイヤレス充電機能などを備える。
SOXAIの渡邉達彦社長はスマートリングの国内需要について、2028年には50億円超との高い予測を示している。睡眠ストレスや健康経営、バイタルデータなどの可視化需要が急増していることなどを背景に挙げた。
新製品のSOXAI RING 2は、センサーなどの進化で計測の精度を高めたほか、バッテリー駆動時間も従来比1.5倍の最大14日間とした。シャープによる技術支援のもと、国内で組み立てや検査などを行なう国産製品として安定した品質であることも強み。サイズは幅6.7mmで着けやすくなっている。
指に着けるだけで様々な健康状態を分析でき、睡眠/体調/運動の3つから、生活の質(QoL)をスコア化。日本睡眠学会副理事が監修したロジックによって算出されるスコアに応じて、AIが使う人にパーソナライズした生活習慣改善のアドバイスを提示して、睡眠改善や健康増進をサポートする。
主な進化点として、特許を取得した光学分野の最先端技術を活用して独自開発した光電容積脈波(PPG)センサー「Deep Sensing」(ディープセンシング)を新たに搭載して計測の精度を改善。より深いレベルで身体状態の変化を可視化できるようになったという。
Deep Sensingは光学式心拍数センサー、酸素レベルモニタリング用赤色/赤外線センサーで構成。多波長(multi-λ)×空間分解の分光技術により、複数の光信号経路から最適な光信号を抽出することで、外乱光のノイズやリング回転、血管走行の個人差などによるセンサー信号品質劣化を抑制。これまでよりも正確に心拍変化や体温、血中酸素濃度などの詳細なデータを取得できるようになった。
具体的には、寝返りなどによるリングの回転や上下のズレの影響も抑え、就寝中も安定したデータ計測が可能な点などを、他社と比べた強みとしてアピール。指の太さや皮膚の厚さ、血管走行といった個人差の影響も軽減するという。
初代モデルに続いて血中酸素レベルの検知機能も搭載。呼吸の乱れを検出し、状態を4段階で評価することで睡眠時の呼吸傾向を可視化する。
新しいSOXAI RING 2では、このセンサーとアルゴリズムをアップデートし、より微細な変化を捉える解析精度を実現。特に睡眠時無呼吸の兆候を、これまで以上に高い精度で把握できるようになったという。
睡眠スコアは、最新の睡眠学のトレンドや睡眠学の権威によるアドバイスに基づいて評価項目を7項目に増やし、より科学的なスコアリングとした。
サイズは幅6.7mmで、これはバイタルセンシング機能を搭載した連続駆動時間4日以上のスマートリングで世界最細としている。
前モデル「SOXAI RING 1/1.1」ではバッテリーの連続駆動時間が最大9日間だったところ、1.5倍に延長。60~120分間の充電で最大14日間の連続使用ができる。100m防水仕様で、手洗いや入浴、サウナ、水泳などでも外さずに使える。
カラーは5種類で、シルバー、マットシルバー、マットブラック、ピンクゴールド、ゴールド。ゴールドはSOXAI公式オンラインストア、Amazon、ビックカメラ.com、ヨドバシ.com限定カラーとなる。サイズ展開は8、10、12、14、16、18、20、22、24、26号の10種類。26号は2026年3月頃より販売開始予定。
本体サイズは6.7×2.7mm(幅×厚さ)、重量は2.1g~2.7g。材質は外側がチタン合金(Ti-6Al-4V)で、内側は合成樹脂。表面は硬化技術「デュラテクト」で加工している。








