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シャープ、自動でヘッドが前進し軽やかに掃除できるコードレスクリーナー
(2016/4/26 10:22)
シャープは、ヘッドが自走するコードレス掃除機「パワーサイクロン FREED EC-SX520」を、5月下旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は85,000円(税抜)。
吸い込み口の裏側に、モーターで駆動する車輪を備えたコードレスクリーナー。ハンドルに手を添えるだけで吸い込み口が前進する、パワーアシスト機能「e-ドライブ」の新搭載により、強い吸引力ながらもヘッドが床に張り付かず、軽やかに掃除できるという。
メイン機として満足できるコードレスクリーナーを実現
シャープ 健康・環境システム事業本部 スモールアプライアンス事業部 田村 友樹氏は、新モデルについて次のように語った。
「今回発表するFREEDは3代目になりますが、あえて第3弾とは言っていません。初代、2代目をはるかに超える製品になったからです。
コードレスクリーナーが主流になりつつある今、サブ機からメイン機として使うユーザーが増えるにつれて、満足度は減少傾向にあります。特に、ハンドルが重い、操作性に不満があるといった声が多いことがわかりました。新モデルでは、アシスト機能を強化したことで、パワフルながらスイスイと掃除できるようになり、メイン機として使ってもらえるコードレスクリーナーになったといえます」
実際に、アシスト機能「e-ドライブ」を体験。ハンドルを軽く押すだけでヘッドが前進し、スイスイと進んでいった。軽やかではあるが、吸引力も問題なく、ゴミを取りこぼすことはなかった。
高い掃除性能を実現するために、新構造のヘッド「高圧吸引ノズル」を採用。吸引部を絞って内部の圧力を高めることで、吸気風のスピードをアップさせている。内部の風速は約100km/時で、従来モデル(FREED 2)の約2倍にあたる。これにより、取れにくかった床の微細なハウスダストも強力にキャッチするという。
ヘッド前面のバンパーは軟質素材を採用しており、壁に押し付けられるため吸引部を高圧化させられる。壁際に溜まりやすい、綿ボコリや砂ボコリまで強力に吸い込めるとしている。
ブラシには、油汚れを取りやすくする、ファイバー素材の「床みがきブラシ」を搭載。夏は室内を裸足で歩くことが増える傾向にあり、フローリングに皮脂汚れが付きやすい。この皮脂汚れを、床みがきブラシによりキレイに拭き取れるという。
本体カラーは、軽やかに掃除ができるという特徴を表現するために、ピンク系とイエロー系を採用。ポップカラーでスニーカーのようなデザインにしたという。
ダストカップにプラズマクラスターイオンを初搭載
機能面では、見えないゴミを知らせる「赤外線ごみセンサー」を新搭載した。赤外線でハウスダストを検知し、汚れがあるとランプが点灯。見えないゴミもランプを確認しながら掃除できる。また自動モード利用時は、床面の汚れに応じてパワーコントロールされる。
本体は自立するため、掃除を一度中断するときにも便利としている。新たに「スタンバイ」機能を搭載しており、電源を入れたまま本体を自立させると運転停止、再度傾けると自動的に運転が再開される。
ダストカップには、FREEDシリーズで初めて「プラズマクラスターイオン」を搭載。カップ内の静電気を除去し、ゴミの付着を抑えてスッキリとゴミを捨てられる。
会場では、プラズマクラスター搭載/非搭載のダストカップをそれぞれ用意。どちらにも擬似ゴミ(発泡ビーズ)を入れたところ、プラズマクラスター非搭載のカップはゴミが多く貼り付いたが、搭載したカップにはゴミが貼り付いていなかった。
バッテリー2個付属で、最大60分の連続使用が可能に
バッテリーを外して充電できるのがFREEDの特徴だが、新モデルではバッテリーを2つ付属。1つのバッテリーを本体に装着している間、一方のバッテリーを充電しておけば長時間の掃除が可能になる。バッテリーを入れ替えれば、最大60分連続して使用できる。
なお、1つのバッテリーの最大使用時間は、標準モードが約30分、自動モードが約20分、強モードが約8分。バッテリーの充電時間は約80分。単体で追加購入もでき、価格はオープンプライス。店頭予想価格は8,000円(税抜)。リチウムイオンバッテリーを採用する。
このほか、アタッチメントとして「コンパクトふとん掃除ヘッド」、「延長ホース」「2段伸縮すき間ノズル」「ベンリブラシ」を用意。シーンに応じて最適なアタッチメントに付け替えられる。
本体サイズは、237×212×1,038mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約2.4kg。集じん容量は約0.2L。