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タニタ、「タニタ食堂」の全都道府県展開を発表

タニタ食堂の直営店「丸の内タニタ食堂」

 タニタは、カロリーや塩分を控えたバランスのいい食事を提供する「タニタ食堂」事業において、新たな事業戦略を発表。「タニタ食堂」の多店舗展開を推進するほか、首都圏において宅配食サービスを開始する。

 現在、直営1店舗、フランチャイズ5店舗、業務委託5店舗、メニュー提供10店舗と、全国に店舗ネットワークを広げているが、この出店スピードをさらに向上。3年以内に、47都道府県に1店舗ずつの展開を目指すとしている。出店スピードを加速させるため、これまで本事業の一部において連携していた2社との業務提携契約を解消し、新たに給食事業を展開する株式会社レパスト(東京)と提携。さらに他の給食事業会社との連携も推進していくという。

 また、新たな食のソリューションとして、ビジネス・生活シーンに合わせた中食事業も充実させる。2015年より、「Hotto Motto(ほっともっと)」を展開するプレナス(福岡)とコラボレーションした持ち帰り弁当「タニタ監修弁当」を打ち出しているが、2月1日より、レパストによる宅配食サービスも開始。いずれのメニューも、タニタの社員食堂担当管理栄養士・荻野菜々子氏がメニュー監修を担当し、カロリーや塩分を抑えたほか、噛みごたえある調理法で満足感を高める「タニタ食堂」ならではの食事メソッドを採用する。

 レパストによる宅配食サービスは、首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉、一部地域除く)で展開。配達日の夕食と翌日の朝食を1セットとし、月~金曜までの5日分を日替わりで毎日届ける。価格は、5セットで11,000円(配送料込み、税抜)。

 さらに、長岡市の「多世代健康まちづくり事業」の健康まちづくり拠点として開設した「TANITA CAFE(タニタカフェ)での検証を進めながら、来年度以降、カフェ事業の新たな展開を具体化するほか、企業や自治体と進めている集団健康づくりサービス「タニタ健康プログラム」でも、食のソリューションを加味していくことで、医療費削減、健康寿命の延伸に寄与していく方針としている。

田中 真紀子