家電製品ミニレビュー
乗っているだけで健康意識が高まる! タニタのインナースキャンデュアル
by 南風 順平(2015/8/27 07:00)
30歳を過ぎてから筋肉が衰え、お腹も少し出てきた。息子が産まれたこともあるし、昔のようなピッキピキの身体を取り戻したいなぁと思って、タニタから発売された体重体組成計「インナースキャンデュアル」を使ってみることにした。
メーカー名 | タニタ |
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製品名 | インナースキャンデュアル RD-903 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 26,630円 |
まずはユーザー登録だ。体重体組成計を乗る前に体組成の計測に必要な、生年月日・身長・年齢を記憶させる。ユーザー登録は4人まで登録できるという。
性別のところでは、男性・女性・男性アスリート・女性アスリートを表す4種類のマークがあるので、その中から選ぶ。忠実に数値を出すために、アスリートの人とそうでない人とを選べるようだ。
ユーザー登録を済ませたら、体重計に乗る。乗ってから3秒くらいで体重が計測された。そのあとも数十秒そのまま乗っていると、体重以外の組成の計測が始まる。
計測できるのは、体重・BMI・体脂肪率・筋肉量・筋質点数・推定骨量・内臓脂肪レベル・基礎代謝量・体内年齢・体内水分率の10項目。計測途中で一度降りてしまうと、再度初めからやり直しになる。
スマートフォンと連携させて使うのが正解
iPhoneと連携できる機能があるので、そちらも活用してみた。まずはiPhoneで専用アプリ「Helth Planet」をダウンロードする。アプリを開いたら、簡単な個人情報を入力。それだけで設定が完了し、すぐに連動させられる。やはりスマートフォンで行なった方が、設定するのは格段に簡単だ。
体重体組成計とiPhoneを連動させる時は、iPhoneのBluetoothをONにしてから体重体組成計に乗る。iPhoneの重さをアプリに登録しておくと、体重体組成計の計測結果にも反映された状態が表示されるのは便利だ。もちろん連携させていれば、iPhoneを持たなくても、近くにあれば連動する。
体重の測定が終わった後も乗り続けると、体組成の計測が始まる。すべての計測が終わってから10秒くらいするとiPhoneに反映された。データがどのタイミングで反映されるのか分からず、iPhoneの画面に計測結果が現れたときには、ホッとした。
数値の結果を見ると、iPhoneアプリ内で、普通・標準などと表示されるが、標準の数値がどのくらいなのかがわからない。比較するためにも、そのあたりの基準がすぐにわかるようにしてもらえると、比較しやすいなぁと。
“筋肉の質”について
最大の特徴である“筋肉の質”が分かる点については、筋肉量や筋肉スコアや筋質点数など、見慣れない言葉なので、数値を見ても具体的なイメージはわかなかった、というのが正直なところ。
筋肉があると筋質点数が高く、運動不足で筋肉が落ちていると筋質点数が低いようだ。これまでも測定できた筋肉量だけでなく、筋質まで意識すると、筋力をアップできるということらしい。シビアなトレーニングを積んでいるアスリートなどには効率的で良いだろうな、と感じた。
とはいえ筆者は、それほどのスポーツマンではないので、筋肉質などの高い低いの基準がわからない。そのあたりも体重体組成計、もしくはアプリを見て分かると良かった。
毎日体重に乗るだけでダイエット効果がある!?
体重体組成計に乗ることを習慣にしてからは、「筋肉量が減ったなぁ」とか「体内年齢が上がっちゃったなぁ」などと、毎日、数値でしか分からない自分の身体の変化を、自然に潜在意識に組み込まれていくような気がした。
その結果、例えば駅で、エスカレーターと階段を前にした時、「体脂肪率増えてたしなぁ……」と階段を喜んで選択している自分がいた。
毎日体重体組成計に乗るだけで、無意識に健康志向になっていた。