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オムロン、ドコモ、ABCクッキングスタジオが「いつかママになるためのカラダづくり」をサポート
(2015/10/22 17:12)
オムロンヘルスケア、ABC Cooking Studio、ドコモ・ヘルスケアは、働く女性の健康状態の維持・向上に貢献するべく「女性のカラダ・ミカタ宣言」と称したコンソーシアムを設立した。各社が提供する女性向けのヘルスケア商品やサービスを活用し、より効果的な健康増進ソリューションを検討していくという。
具体的には、オムロンヘルスケアの測定機器で体の状態を測り、ドコモ・ヘルスケアのアプリで健康状態を知り、ABCクッキングスタジオの料理レッスンやセミナーで体の状態を変えるといった、ワンストップソリューションで現代女性が抱える悩みを解決していく。
第1弾は「いつかママになるためのカラダづくり」
「女性のカラダ・ミカタ宣言」の第1弾として、妊娠を望む働く女性のための「いつかママになるためのカラダづくり」モニタープログラムを実施する。モニター期間は約3カ月。不規則な食生活で栄養バランスが偏りやすい多忙な働く女性は、カラダの不調を招きやすいとし、心身ともに健やかで妊娠しやすいカラダづくりを普段の生活に取り入れることが大事だという。
プログラムではまず、オムロンヘルスケアの「婦人用電子体温計 MC-652LC」を使い、毎朝基礎体温を測って体の状態を把握する。
計測したデータを、ドコモ・ヘルスケアのアプリ「カラダのキモチ」に転送。月経周期によって1カ月に4回変化するホルモンバランスを視覚的にチェックし、毎日のアドバイスに沿った生活習慣の見直しを行なう。
生活習慣の見直しには食も入るとし、モニター期間中にABCクッキングスタジオによるワークショップに3回参加して、妊活における食事のポイントを学ぶ。約3カ月のモニタープログラムを通じて、カラダと気持ちがどのように変化したかを効果測定する。2016年3月にプログラムの結果報告が行なわれる予定。
モニター条件は以下のとおり。実施期間は、11月21日~2016年2月上旬。応募締め切りは、11月5日(木)23時59分まで。
・20~30代の女性
・フルタイムで働いている
・東京・神奈川・千葉・埼玉に居住
・ドコモのスマートフォンを使用(Android・iOS)
募集人員は60名で、応募者多数の場合は抽選となる。参加費用は、モニター期間のアプリ利用料として600円(税抜)。謝礼として1,000円分のQuoカードが提供される。
妊娠を望む女性のためのソリューション
今回のコンソーシアム設立の背景として、女性の社会進出とともに晩婚化が進むことを挙げている。女性の平均初婚年齢は29.3歳で、昭和22年と比較すると6.4歳上昇している。2015年現在、初産の平均年齢は30.4歳で、初めて30歳を越えた。5年で1歳のペースで上昇傾向にある平均年齢だが、35歳以上の高齢出産は流産や早産のリスクが高まるとされている。
ABC クッキングスタジオ 代表取締役社長 櫻井 稚子氏は、こうした背景を踏まえたうえでコンソーシアムを設立したことについて次のように語った。
「女性はキャリアを積むのと反比例するように、晩婚や高齢出産が増えていきます。妊娠を望む女性のリスクを低減するために、何かできないかと思いコンソーシアムを設立しました。ABC クッキングスタジオでは、食を通じたヘルスケアの調査研究開発機関として『ABC HEALTH LABO』を立ち上げ、健康的に過ごすためのレシピを開発しています。こうしたコンテンツを活かし、オムロンヘルスケアとドコモ・ヘルスケアと協業することで、働く女性をサポートしていきたいです」
オムロンヘルスケア 国内営業本部長 大川 力也氏は、婦人体温計の提供について次のように話した。
「プログラムを始めるにあたり、第1弾としてどの製品を展開するか考えました。そうしたときに、基礎体温を測ることで女性特有のホルモンバランスの変化がわかる、婦人体温計が良いと判断しました。女性が自分の体の状態を知る近道として、基礎体温を測ることはとても大事です」
今回モニターに提供される「婦人用電子体温計 MC-652LC」は、平均10秒で基礎体温を測定し、素早く検温できる点が特徴。忙しい朝の検温の負担を減らし、毎朝の継続的な検温の習慣化に役立てるという。また、NFCとBluetooth機能を搭載し、測定データをAndroid端末、iOS端末どちらにも簡単に転送できる。