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月経リズムを夫婦で共有できるアプリと東芝の婦人体温計が連携スタート
(2015/11/19 17:16)
東芝は、女性の基礎体温を測る「婦人用電子体温計 HT-201」と、ピノ・アソシエイツが提供するスマートフォンアプリ「ペアリズム」のデータ連携を開始する。12月下旬よりAndroid版、2016年春よりiOS版に対応する。
HT-201は、数秒のデータ転送時間で、日々の基礎体温を記録できる体温計。超低消費電力技術を採用し、毎日使用しても1年以上電池効果が不要だという。価格はオープンプライス。店頭予想価格は2,160円前後。
音波通信機能を搭載し、スマートフォンへのデータ転送が簡単にできる。スマートフォンのマイクが、本体から発する音を拾いデータをアプリに転送する。現在対応中のアプリは「東芝オリジナルアプリ」「楽天キレイドナビ」「ルナルナ体温ノート」の3つ。利用料は無料。
男女別アプリで夫婦の妊活をサポート
今回新たに対応するペアリズムは、女性専用アプリ「ペアリズム W」と、男性専用アプリ「ペアリズム M」の2種類で構成されるペアアプリケーション。女性特有の月経リズムを共有でき、夫婦の妊活やカップルの体調管理をサポートする。
婦人体温計との連携により、アプリ内でボタンを押すだけで計測データをワイヤレスで転送し、手入力の必要なく記録できるようになった。次回以降の月経予定日や排卵日を基礎体温グラフに自動表示するため、妊娠の可能性やカラダのリズムを把握しやすいという。
女性が記録した基礎体温や体調症状は、男性用アプリ「ペアリズム M」に同期可能。従来から記録できた月経周期や妊娠の可能性に加え、基礎体温や体調などのデータを男性側で把握することができる。
月経前に起こりやすい、女性特有の心身の不快な症状「PMS(月経前症候群)」のサポートもできるという。約9割の女性がPMSを経験しストレスを感じているのに対して、男性のPMSに関する認知度は約1割に留まり、男女間で大きな認知差があると言われている。ペアリズムでは、基礎体温を通してパートナーの男性と情報を共有することで、カップル・夫婦間のパートナーシップの向上に寄与するという。