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家電・IT市場は対前年24%減~消費増税前の駆け込み需要が影響
(2015/5/26 14:12)
GfKは、2015年第1四半期の国内家電・IT市場は、前年同期比24%減の約1兆7,200億円だったことを発表した。2014年の同時期が消費増税前の駆け込み需要期間であったため、前年同期比は、概ねマイナスを示したとしている。国内家電・IT市場には、テレビやデジタルカメラ、白物家電、パソコン、タブレット、携帯電話などのほか、複合機などオフィス関連製品市場も含まれる。
大型の生活家電市場は、前年同期比42.2%減となった。駆け込み需要の影響により、前年が大幅なプラスだった反動で、今期は全てのカテゴリにおいてマイナス成長となった。
通常、第1四半期は新生活需要により、小型の冷蔵庫の構成比が高まる時期だが、前年は高単価な大型製品の販売が伸びたため、冷蔵庫では、数量ベースより金額ベースのマイナス成長が顕著だった。
GfKでは、2年前の同時期と比較すると大型生活家電市場は、ほぼ横ばいで市場を維持していると見ている。
掃除機はや炊飯器などの小型生活家電市場においても、前年同期比20.8%減となった。ほぼすべてのカテゴリでマイナス成長となった。掃除機においても、順調だったハンディ、スティックタイプをはじめ、ほぼ全てのタイプでマイナスに転じたほか、炊飯器においても高価格帯の製品の販売減少が見られた。
一方、市場全体を押し上げるほどではないものの、プラス成長だったのは加湿器や男性用シェーバー。