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東京のスギ花粉ピークは3月上旬、ヒノキ花粉は4月中旬

 日本気象協会(JWA)は、2015年春の花粉についての飛散予測(第4報)を発表した。第4報では、北海道のシラカバ花粉の飛散開始時期を発表。また、前回予測(第3報 1月14日発表)を一部修正した。

 2月の前半より、九州から関東地方の多くの地域で花粉シーズンが始まった。東京では、2月8日よりスギ花粉の飛散が確認され、2月11日には、広島や高松でも飛散が始まった。

 北海道では、シラカバ花粉は平年並みとなる4月下旬から5月上旬に飛散が始まるという。3月から4月の気温は平年並みか低いと予想されているが、花粉の飛散開始時期が遅れることはないとしている。

スギ花粉の飛散開始時期の予測

 スギ花粉のピーク時期は、福岡が2月下旬から3月上旬、高松、広島、大阪、名古屋、東京では3月上旬から中旬の見込み。金沢と仙台は3月中旬から下旬と予測している。

 スギ花粉のピークが終わると、各地でヒノキ花粉がピークを迎える。ただし金沢と仙台は、4月にヒノキ花粉が飛散するが、飛散数は比較的少ないという。

2015春のスギ・ヒノキ花粉ピーク予測(東日本)
2015春のスギ・ヒノキ花粉ピーク予測(西日本)

 2014年の花粉の飛散数が少なかった北陸・関東甲信・東北地方では、2015年春は前年の2~3倍になり、前年の飛散数が例年よりも多かった九州・四国地方では、2015年春の飛散数は非常に少なくなる見込み。

2015年春の花粉飛散数予測(前年比)

中野 信二