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緑茶の栄養素を丸ごと摂れる「ヘルシオお茶PRESSO」
(2014/3/27 12:05)
シャープは、緑茶の栄養素を丸ごと摂れる「ヘルシオお茶PRESSO TE-GS10A」を4月25日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は25,000円前後(税抜)。
緑茶から粉末茶を作って淹れることができる緑茶メーカー。茶葉を粉末にすることで、カテキンやクロロフィル、食物繊維など茶葉に含まれる栄養素をそのまま摂ることができる。本体は、日本の伝統文化である茶道で使われる道具を手本として、内部の機構にこだわった点が特徴。
茶葉を挽く機構は、抹茶を作る際に使われる石臼にヒントを得た。セラミック製の臼を1分間に約100回ゆっくりと回転させることで、茶葉をきめ細かな粉末状に仕上げる。お茶1杯分(約140cc)を淹れるために約1gのお茶葉を使い、挽くのにかかる時間は約2分。茶葉を粉末にするための道具としては、ミルサーなどが一般的だが、ヘルシオお茶PRESSOでは、それよりもさらに細かく仕上げることができる。
お湯を沸かすタンクは、本体背面に設置。一度水を沸騰させてカルキ成分を取り除いてから、粉末茶に適した80℃前後の温度にする。
お茶を作る「お茶メーカー」には、茶筅の役割を果たす「回転はね」を搭載。お湯と粉末茶を丁寧にかき混ぜることで、のどこしの良いお茶を淹れることができる。
一度に淹れられるお茶は3杯までで、1杯のお茶を淹れるのにかかる時間は約3分半。最初に茶葉を挽いてから、挽いた茶葉をお茶メーカーに移してお茶を淹れる。3杯分のお茶を淹れるには約2.2gの茶葉が必要で、時間は約7分半かかる。
本体サイズは220×207×277mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約2.6kg。消費電力は930W。本体には、専用のお茶スプーン、お茶うす専用清掃ブラシ、メニュー集が付属する。メニュー集では、粉末茶を使ったクッキーのレシピや牛乳と粉末茶、黒蜜を使った抹茶ラテなどのメニューが紹介される。
シャープ 健康・環境システム事業本部 調理システム事業部 新規事業推進プロジェクトチーム チーフの田村友樹氏は「お茶の健康成分は本当に優れている。お茶所である静岡や愛知の健康寿命が長いところからもそれがわかる。お茶を飲むことを“一服”というように、お茶には薬のような効能があり、心を落ち着かせることもできる。お茶PRESSOは、そんな日本人の原点回帰として、出荷量が少なくなっているお茶の普及にも一役買いたい」と話した。