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2013年上期の家電出荷台数、エアコンが過去最高を記録

 JEMA(日本電機工業会)は、2013年度上期の家電の国内出荷実績を発表した。

 2013年度上期の家電出荷額の合計は、1兆2,088億円で、前年同期を1.2%上回った。背景には、消費者の省エネ製品への関心の高さや、今夏の暑さの影響からエアコンや住宅関連製品の出荷が好調だったことが挙げられるという。

 製品別の出荷台数では、エアコンは、上半期としては過去最高の579万台を記録し、前年同期から3.8%伸びて好調だった。また、新設住宅着工数の増加から、換気扇の出荷台数が同比6.3%増の304万台と増えた。

 冷蔵庫、洗濯機、掃除機、電子レンジ、炊飯器は軒並み前年を下回った。ただし冷蔵庫は、全体では同比0.8%減の240万台だったが、501L以上の大型タイプは好調で、同比7%増の47万台を出荷した。

9月の家電出荷もエアコンが好調

 同時に、9月の家電の出荷実績も発表された。9月の家電出荷額は前年同月比2.8%増の1,675億円で、4カ月連続で前年を上回った。

 製品別では、エアコンの出荷台数は前年同月比0.5%プラスの48万台。過去最高を記録した2010年9月に次いで2番目に多いという。

 このほか掃除機、電子レンジ、炊飯器も前年を上回った。一方で冷蔵庫、洗濯機はそれぞれ前年を下回る結果となった。

2013年4月から9月の家電出荷額は、前年同期比1.2%増の1兆2,088億円となった。特にエアコンが好調という

小林 樹