パナソニック、裏表両面から発電できる太陽電池「HITダブル」を国内展開

~建物の壁面、フェンス、駐車場の屋根などに有効
両面発電型太陽電池「HITダブル」

 パナソニックは、パネルの両面から発電できる太陽電池モジュール「HITダブル」を、8月から発売する。価格は1枚189,000円。

 HITダブルは2006年に商品化され、欧米市場に投入されていたが、今回、国内の産業/公共市場に本格的に投入する。

 HITダブルは、裏面でも発電するHITセルの特徴を生かし、パネルの裏面もガラスにした製品。パネルの両面で発電できるため、標準のHITパネルに比べて、設置の際に方位や角度の影響が少ない。また、駐車場の屋根や、建物の壁面、ビル屋上の看板などでも設置できる。

 製品型番は「VBHN210DJ01」。モジュール変換効率は14.9%。パネルサイズは1,630×862×35mm(幅×高さ×奥行き)、重量は26kg。

標準的なHITとHITダブルの相違点
パナソニック加西グリーンエナジーパークの入口ゲートの屋根はHITダブルが採用されている(2010年撮影)駐輪場の屋根もHITダブル(同)管理棟の壁面も「HITダブルファサード工法」で施行されている(同)





(伊達 浩二)

2012年6月8日 00:00