パナソニック、スマホが4回充電できる容量1万mAhのモバイルバッテリーなど

　パナソニックは、スマートフォンが約4回フル充電できる「USBモバイル電源 QE-QL301」など、モバイルバッテリーの新製品8機種を、5月28日より順次発売する。価格はすべてオープンプライスで、店頭予想価格は3,000円～10,000円前後。

　外出先でもスマートフォンやタブレットなどモバイル機器が充電できる、外部バッテリーの新シリーズ。今回は、容量が1万mAhを超えた大容量モデルから、ワイヤレス充電に対応したモデルなど、全8機種をラインナップする。

大容量モデル「QE-QL301」の使用イメージ	ワイヤレス充電に対応した「QE-PL202」の使用イメージ

8機種のラインナップ

■大容量10,260mAh、スマホが4回フル充電できるモバイルバッテリー

大容量10,260mAhのモバイルバッテリー「QE-QL301」

　「QE-QL301」は、容量10,260mAhの大容量モデル。スマートフォンの場合、約4回のフル充電ができ、外出先でもモバイル機器の電池切れを気にせずに使用できるという。また、USB出力端子は2口用意され、タブレットやスマートフォンの2台同時給電も可能となる。

　同社によれば、大容量のモバイルバッテリーは安全性への配慮が重要視されるとのことだが、本体内の電池室を分離するなどさまざまな制御を取り入れることで、製品化が実現できたとしている。なお、無接点充電には対応しない。

　本体サイズは221×153×11mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約480g。内蔵の充電池はリチウムイオン電池で、充電時間はAC電源で約9時間、USBで約24時間。充電用端子はMicroUSBが1口、給電用端子はUSB Aが2口用意される。出力は2ポート合計で2Aで、1ポートのみの場合最大1.5A。付属品は専用のACアダプターとUSBコード(USB-A - MicroUSB)。本体カラーはホワイトとブラックの2色が用意される。

　店頭予想価格は10,000円前後で、発売日は6月28日。

■Qi対応は容量8,100mAh、5,400mAh、2,700mAhの3タイプ

無接点充電に対応した「QE-PL202」

　「QE-PL301/202/102」は、通常のAC充電、USB充電のほか、ワイヤレス充電に対応した点が特徴。無接点充電の国際標準規格「Qi(チー)」に対応した充電パッドの上に置くだけで、内蔵電池の充電ができる。　店頭予想価格は順に8,000円前後、5,500円前後、4,000円前後。

　電池容量は、QE-PL301が8,100mAh、QE-PL202が5,400mAh、QE-PL101が2,700mAh。スマートフォンのフル充電回数の目安は、順に約3回、約2回、約1回。QE-PL201/101には、手元を照らすUSB対応のLEDライトが付属する。

　QE-PL301の本体サイズは108×68×24mm(同)で、重量は約220g。内蔵の充電池はリチウムイオン電池で、充電時間はAC電源・無接点充電で約10.5時間、USBで約21時間。充電用端子はmicroUSBが1口、給電用端子はUSB-Aが2口。出力は2ポート合計で1.5A。付属品は専用のACアダプターとUSBコード(USB-A - MicroUSB)。本体カラーはホワイトとブラックの2色が用意される。

　このほか、無接点充電に対応しない容量5,400mAhの「QE-QL201」、2,700mAhの「QE-QL101」も、同時に発売する。いずれもUSB対応のLEDライトが付属する。店頭予想価格は順に5,000円前後、3,500円前後。

■低容量タイプとスティックタイプも

　このほか、携帯性を重視した低容量タイプ、乾電池形のニッケル水素電池を電源とするスティックタイプも用意される。

　低容量タイプ「QE-QL102」は、内蔵リチウムイオン電池の容量が1,430mAhと少なめだが、本体サイズが66×66×16mm(同)、重量が約58gという軽量・コンパクトな点が特徴。カラーはホワイト/ブルー/ピンクの3色が用意される。店頭予想価格は3,500円前後。

　「QE-QV201」は、本体サイズが18×142mm(直径×高さ)というスリムなスティック形。リチウムイオン電池は内蔵されておらず、本体内に乾電池型のニッケル水素電池を2本投入して使用する。放電専用モデルのため、ニッケル水素電池の充電はできない。ニッケル水素電池は、同社の「充電式EVOLTA(エボルタ) HHR-3MWS」が2本同梱される。店頭予想価格は3,000円前後。

低容量タイプ「QE-QL102」	スティック形の「QE-QV201」は、電源に乾電池型のニッケル水素電池を使用する