節電を意識、昨年より室温が0.5℃低下――ウェザーニューズ調査

いつもいる部屋の温度は、全国平均は18.85℃で、昨年を0.54℃下回った

 ウェザーニューズは、冬の室温に関するアンケート調査の結果を発表。今冬の室温の全国平均は18.85℃で、全国的に昨年を0.5℃下回る結果となった。

 この調査は、ウェザーニューズのスマートフォンアプリと携帯サイトの利用者を対象に、1月23日~29日の期間に行なわれた。対象人数は23,089人で、うち男性が39%、女性が61%。

 「いつもいる部屋の温度は? 」との質問では、全国平均は18.85℃で、昨年を0.54℃下回った。

 都道府県別では、最も室温が高いのは3年連続で北海道で、20.73℃。最も低いのは長野県の17.50℃だった。なお北海道では、部屋で厚着をしている人の割合は13.6%と最も低かった。調査では、室温は暖かくして、部屋では薄着で過ごす傾向があるとしている。

 今冬、節電に取り組んでいるか否かの問いでは、節電に意識的に取り組んでいると答えた人が約7割にのぼった。ただし、夏に行なわれた調査結果と比べると、割合は約1割減少しているという。都道府県別では、節電を意識している人の割合が最も多かったのは、滋賀県で12.2%。2位が愛媛県で12.1%、3位が沖縄県で11.3%と続いた。

 「一日のうち、エアコンの使用時間は? 」という問いでは、「1時間未満」が最も多く全体の47%を占めた。全国平均は2時間50分。都道府県別では、東京都の3時間27分が最も長かった。

 同社によると、特に北国ではエアコンの使用時間が平均を下回っており、ストーブやこたつをメイン暖房として暖を取っているのではないかと分析している。

今冬の節電意識は、「しっかりセツデン」と「無理なくセツデン」と答えた人が約7割にのぼったエアコンの使用時間は、「1時間未満」が最も多く全体の47%

 このほか、「この冬、セツデンのために電化製品や暖房器具を買いましたか? 」という問いでは、今冬、3人に1人が新たに暖房器具などを購入したと答えた。製品別ではストーブが最も多く17.4%、続いて加湿器が14.5%になり、比較的消費電力の少ない電化製品が人気だったという。このほか、電気毛布やホットカーペット、電気アンカなどの回答も多く寄せられたという。




(小林 樹)

2012年2月8日 00:00