タイガー、“業界初”蒸気が外に出ない電気ポット

 タイガー魔法瓶は、蒸気が外に出ない電気ポット「蒸気レスVE電気まほうびん <とく子さん> PIA-A」を8月下旬より発売する。容量2.2Lの「PIA-A220」と、容量3Lの「PIA-A300」の2機種が用意される。希望小売価格はPIA-A220が26,250円、PIA-A300が28,350円。

「蒸気レスVE電気まほうびん <とく子さん> PIA-A300」ブラックレッド

 電気でお湯を沸かして、まほうびん構造で保温する省エネタイプの電気ポット。1度沸騰したお湯の通電を切った場合でも、約2時間90℃以上を保つことができるという。PIA-Aでは、蒸気が外に出ない「蒸気レス」機構を新たに採用した。

本体内部に搭載されている「蒸気キャッチャー構造」。ここで蒸気を回収、冷却して水滴に戻す

 蒸気を外に出さないために、本体のフタ部分に「蒸気キャッチャー構造」を搭載。湯沸かし時に発生した蒸気を、フタ内部の蒸気キャッチャーに取り込み、冷却、結露し、水滴となった蒸気を再び内容器に戻す仕組み。本体上部から、高温の蒸気が出ないため、やけどの心配がなくなるほか、蒸気による結露もないため、本体の置き場所を自由に選ぶことができるという。同社によると、蒸気レス機構を電気ポットに採用したのは、今回発売するPIA-Aが「業界初」だという。

 省エネ機能では、保温温度を98/90/80/70℃から設定できる「保温温度」設定機能、あらかじめタイマーを設定しておくことで、ヒーターが自動で切れ、まほうびん構造で保温する「節電タイマー」機能、湯沸かし温度を98℃にすることで湯沸かし時間の短縮をする「省エネ湯沸かし」機能、2時間以上操作がない時に保温温度が自動で約5℃下がる「省エネ保温」機能などを備える。

 使いやすさの面では、沸騰するまでの残り時間や給湯量を液晶に表示する機能や、左右どちらからでも操作がしやすい「ワイドレバー式電動給湯」構造、お湯の残量を分かりやすく表示する「バックライト水量計」などを搭載する。

操作部左右どちらからでも操作しやすい「ワイドレバー式電動給湯」お湯の残量がわかりやすい「バックライト水量計」

 容量2.2L「PIA-A220」の本体サイズは、218×308×276mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は3.2kg。湯沸かし時の消費電力は700W。年間消費電力量は211kWh、1日当たりの消費電力量は0.58kWh。本体カラーはブラックとレッド。






(阿部 夏子)

2011年8月26日 15:46