パナソニック、温冷エステで本格ケアができるスチーマー「ナノケア」

~USB対応やハンディタイプなど4機種をラインナップ
パナソニックの美容家電のイメージキャラクターを務める仲間由紀恵さんと新製品

 パナソニックは、温冷エステ機能搭載で自宅で本格的なケアができるスチーマー「ナノケア EH-SA92」を9月1日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は4万円前後。

 パナソニック独自のナノイーイオンを含んだスチームを顔に当てることで、肌のハリや潤いを保つ美顔器の新製品。

 同モデルは、2004年の発売開始から累計260万台を売り上げる人気製品で、ユーザーの満足度も高いという。しかし、同社の調査によると肌に悩みを持つ女性は依然として多く、時間や場所を選ばずに使える製品へのニーズも高いという。それらの需要に対応するため、2011年モデルでは自宅用の本格的な製品から持ち運んで使えるモデルまで、全4機種をラインナップする。

ナノケアは、発売以来260万台を売り上げる人気製品女性の8割以上が肌の悩みを抱えているという本格的にケアしたい、時間をかけたくない、持ち運びたいなど製品への要望も様々
ナイトスチーマーなどのラインナップに加えて、新たに4製品を発売今回発売する4製品。手前左から時計周りに「デイモイスチャー EH-SN10」、「ナノケア EH-SA92」、「スチーマー EH-SA31」、「ハンディミスト EH-SM30」

本格的なケアができるハイエンドモデル「ナノケア EH-SA92」

 ナノケア EH-SA92は、ラインナップ中、最上位機種に当たる製品。アーク放電により生成される「プラチナナノ微粒子」と、「ナノイー」を含んだ「プラチナスチーム」を発生するスチームを発生する。本体には、温かいスチームと、冷たいミストを交互に当てることで肌の状態を整える「温冷エステ」機能を搭載しており、自宅でじっくり時間をかけて肌のケアをしたい時に最適な1台だという。

ナノケア EH-SA92温かいスチームと冷たいミストを交互に出す「温冷エステ」機能を搭載スチームとミストの放出口がそれぞれ備えられている
収納時は上面のフタをする水タンク運転時は運転状態に合わせてLEDライトが点灯する

 基本的な機能は従来モデルと同等だが、EH-SA92では、温冷エステの時に放出する冷たい「マイクロミスト」の粒子の大きさを従来の約半分とした。マイクロミストは、ポンプの風を噴射することで発生させていたが、新モデルでは、ポンプの数を2つにして、水を勢いよく噴射することでミストのサイズを小さくしている。これにより、ミストが均一に肌に当たり、肌当たりも良いという。

6分間の温スチームコースを新たに追加

 また、本体にあらかじめ搭載されいてる自動コースに、6分間の「温スチームコース」を追加した。自動コースは、肌の状態に合わせて選べる5つのコースが搭載されているが、運転時間はいずれも12分以上で、施術にはある程度の時間が必要だった。温スチームコースでは、短い時間でもスチームが当てられるように温スチームのみ6分間放出する。朝や就寝前の限られた時間でも、施術できるほか、化粧を落とすクレンジングの際に使用することで、汚れを効果的に落とすことができるという。

 本体サイズは205×184×205mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約2.2kg。消費電力は580W。1分間当たりのマイクロミスト発生量は約2ml、温スチームは約12ml。本体カラーはピンクゴールド。

コンパクトで持ち運べる「ハンディミスト EH-SM30」

ハンディミスト EH-SM30

 「ハンディミスト EH-SM30」は、気軽に持ち運べるコンパクトなミスト発生器。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、14,000円前後。発売日は11月1日。

 本体タンクに入れた化粧水を、超音波でミクロサイズに微細化し、ミストとして放出する超音波美容器。長さ14cm、重さ約80gとコンパクトなため、気軽に持ち歩いて、外出先でも使用できる点が特徴。

 資生堂のスキンケア化粧品「アクアレーベル モイスチャーローション」とコラボレーションした製品で、本体には、アクアレーベル モイスチャーローション S 30mlが付属する。乾燥が気になる部分にミストをあてることで、約30秒で潤いを感じられるという。なお、ナノイー放出機能は搭載しない。

 ミストの発生量はHIGH/LOWの2段階で調整可能。

手に持ったところミストを発生しているところ資生堂のスキンケア化粧品「アクアレーベル モイスチャーローション」とコラボレーションしている
使用時は化粧水を本体タンクに入れるタンクをセットしたところ電源は単四アルカリ乾電池2本で、どこにでも持ち運べる点が特徴

 本体サイズは29×29×142mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約80g。電源は単四アルカリ乾電池2本で、充電式電池にも対応するという。

USB電源対応の「デイモイスチャー EH-SN10」

卵型の本体デザインを採用した「デイモイスチャー EH-SN10」

 「デイモイスチャー EH-SN10」は、オフィスのデスクや自宅のテーブルの上に置くことで、「ながら美容」ができるコンパクトなナノイー発生器。価格はオープンプライス。店頭予想価格は14,000円前後。発売日は9月1日。

 水に高電圧をかけて生成する同社独自の「ナノイー」イオンを放出することで、肌や髪を保湿する効果があるという。本体にはスチーム発生機能などは搭載しておらず、水の補給は不要。

 EH-SN10は、オフィスでの使用に対応してUSB電源に対応した点が特徴。

本体背面スイッチは本体上部にあるナノイー放出口

6分間の温スチームが気軽に楽しめる「スチーマー EH-SA31」

温スチームのみが発生するシンプルな「スチーマー EH-SA31」

 「スチーマー EH-SA31」は、6分間の温スチーム機能だけを搭載したコンパクトなスチーマー。価格はオープンプライス。店頭予想価格は13,000円前後。発売日は9月1日。

 肌の状態を整えたり、クレンジングに便利な6分間の温スチーム機能を搭載したコンパクトなスチーマー。上位機種のナノケア EH-SA92に比べると本体サイズがコンパクトで、価格も半分以下なので「初めてのスチーマーを使う人に最適な1台」(パナソニック マーケティング担当 山田詩織さん)だという。ナノイー発生機能や温冷スチーム機能などは省略されている。

 本体構造はシンプルで、水タンクに水を入れてスイッチを押すと、約6分間スチームが出続ける。水タンクの容量を半分にすることで、スチーム発生時間を約半分の3分に調整することも可能。

本体側面。スチームを浴びやすいように独特の形状が採用されている給水タンク。水の量を調節することで、スチーム発生時間を短く調節することもできる

パナソニックの女性社員から成る「Panasonic Beauty 美容部」

ビューティーディレクター小林ひろ美さん

 パナソニックのビューティー関連製品の監修にも関わっているビューティーディレクター小林ひろ美さんも登場。最上位機種EH-SA92に搭載している温冷エステ機能について「美肌を作る最短距離。自宅でやろうとすると、ホットタオルを用意したり、手間がかかるけど、パナソニックのスチーマーならスイッチ1つで手軽にできる」と話した。

 会場では、新製品の「スチーマー EH-SA31」を使ったクレンジングの実演も行われた。「ホットスチームを使うことで、汚れが浮き上がってくるので、必要以上に顔をこすったりしなくても良い。汚れがしっかり落ちるので肌の負担も少なくなる」(小林さん)という。

「スチーマー EH-SA31」を使ったクレンジングの実演。まずはクレンジング剤を手に伸ばして、スチームで温める。これによって手とクレンジング剤が温まり、肌に馴染みやすくなるというスチームを顔にあてながら、クレンジング剤を顔の5カ所に置くゆっくりとマッサージしながら丁寧にクレンジングを行なっていく
「Panasonic Beauty 美容部」。センターに立つのは、部長を務める女優の仲間由紀恵さん

 また、パナソニックでは、美容家電マーケティングの一環として、美容家電商品に携わる女性社員から成る「Panasonic Beauty 美容部」を立ち上げたことを発表。「忙しくても美しい女性をさらに増やしていきたい」をいうコンセプトのもと、Facebookなどで情報を発信していくという。

 部員の1人、普段は商品企画を担当する大田さんは「毎日21時、22時過ぎまで働いている私のような女性はたくさんいる。そんな人たちも美をあきらめることなく、続けられるような製品を作っていきたい」と意気込みを語った。

 さらに会場では、「Panasonic Beauty 美容部」の部長として女優の仲間由紀恵さんが登場。「美容部員の皆さんが、おキレイなので、商品への説得力がぐっと増した。美への熱い想いを持って、製品を作っているのが伝わった」と話した。

女優の仲間由紀恵さん資生堂とコラボレーションした新製品「ハンディミスト EH-SM30」を手にとって、実際に使うシーンも。「ミストが細かくてふわっとしている。これなら、バッグやポケットに入れて持ち運べますね」とコメント




(阿部 夏子)

2011年8月3日 17:32