パナソニック、節水/節電性能を高めた温水洗浄便座

~ナノイー/エコナビも搭載
「ビューティ・トワレ WEシリーズ WE-60 ブライトシルバー」

 パナソニックは、待機電力を抑えた温水洗浄便座「ビューティ・トワレ WEシリーズ WE-60」を、9月20日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、10万円前後。

 独自のセンサー技術「エコナビ」機能を搭載し、省エネ性の高い温水洗浄便座。人の出入りや室温を感知して、入室の6秒後に自動で便座を温める節電運転を行なう。

 また、使用時に便座とシャワーを瞬時に温める「W瞬間方式」を採用。便座を温める「瞬間暖房便座」と、シャ ワーを温める「瞬間湯沸しシャワー」を組み合わせることにより、待機時の保温にかかる消費電力を抑えるという。

 節電面では新たに、待機時に便座の保温を切る「便座保温切」機能も搭載。操作パネルの「停止」スイッチを約5秒押すと設定状態になり、便座の通電を停止する。これにより、消費電力は1時間あたり約1Wに減らしたという。なお、室温が約5℃の場合、入室後約10秒で便座が温まるとしている。従来モデルでも気温が15℃を超える場合は自動的に「切」になっていたが、今回から気温が低い場合でも確実に節電できるようになった。

 これらの節電機能により、1年あたりの消費電力量は約62kWh、年間の電気代に換算すると1,360円に抑えたという。

「便座保温切」ボタンのようす待機時と保温時それぞれにかかる、消費電力
W瞬間方式とエコナビを従来モデルに引き続き採用

 WE-60ではこのほか、「節水機構」を採用。洗浄時の水圧を調整することで、これまで排出されていた“逃がし水”を削減し、年間で約2,040Lの節水できるという。これは2Lのペットボトルに換算すると約1,020本分となる。

洗浄時には、水圧を調節するための逃がし水が生じるが、WE-60では、この逃がし水を削減する「節水機構」を採用した

 

 衛生面では、同社独自のイオン技術「ナノイー」の発生ユニットを搭載。トイレの壁に蓄積する臭いを抑えるという。また、トイレ使用中に便器で発生する排便臭は「お出迎えオート脱臭」機能で脱臭する。また、掃除の手間が減らせるよう、使用前に、便器の内面全体に水を吹き付ける「アクアコート」機能を搭載している。

 ほかに、シャワー洗浄後の温風乾燥機能や、便座のふたが自動で開閉する「便ふた自動開閉」機能も採用した。

 本体サイズは、470×550×250mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は5kg。カラーはブライトシルバー、パールアイボリー、パールピンク、パールホワイトの4種類。

パールアイボリーパールピンクパールホワイト

 下位モデルとして、温風乾燥機能のない「DL-WE50」、温風乾燥機能とお出迎えオート脱臭機能のない「DL-WE40」、温風乾燥機能/お出迎えオート脱臭機能/便ふた自動開閉機能のない「DL-WE20」がラインナップする。市場想定価格はそれぞれ9万円前後/7.5万円前後/6万円前後。






(小林 樹)

2011年7月25日 17:01