東芝、必要な時だけ温める「瞬間式」温水洗浄便座

クリーンウォッシュ SCS-S310

 東芝ホームアプライアンスは、省エネ性能に優れた温水洗浄便座「クリーンウォッシュ SCS-S310」を8月1日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、40,000円前後。

 洗浄のためのお湯を貯めず、必要な時に温める瞬間式の温水洗浄便座。東芝独自の高効率ヒーターユニットを採用しており、貯湯式よりも消費電力を抑えられるとしている。

 SCS-S310では省エネ性を高めるために便座内部に断熱材を採用した。便座のフタが便座全体を隙間なく覆う「ピタっとデザイン」を採用し、便座からの放熱を抑えるという。これにより、年間消費電力量は従来モデル比で19%減り、省エネ基準達成率は160%を実現したという。

洗浄のためのお湯を必要な時に温める瞬間式便座のフタが便座全体を隙間なく覆う、ピタっとデザイン

 省エネ面では、トイレを使用していないときの便座の温度を約28℃に保つ「節電モード1」と、便座の保温をタイマーでOFFにできる「節電モード2」を搭載。節電モード2のOFFタイマーでは、5~9時間の間で、1時間単位で保温しない時間帯を設定できる。

 手入れの面では、汚れがつきにくい「着脱式ステンレスノズル」を採用。ノズルは「おしり用ノズル」と「ビデ用ノズル」に分かれており、根元から簡単に外して洗うことができる。

 さらに、使用前後にノズルを自動でお掃除する「オートノズルクリーニング」機能と、清掃時にはボタン操作一つでノズルを手前に引き出せる「らくらくノズル掃除モード」も採用している。

 便座には、汚れを拭き取りやすいよう、裏側の突起を減らし、抗菌加工を施した。また、本体側面のボタンを押すことで、本体全体を簡単に着脱できる「ワンタッチスライド着脱」機能も採用した。

ノズルは、おしり用ノズルとビデ用ノズルに分かれている汚れがつきにくい、着脱式ステンレスノズル

 このほか、座るとすぐに自動で脱臭が始まる「オート脱臭」機能や、好みの位置にノズルを調整できる7段階の「ノズル位置調整」機能、ノズルを動かしながら洗浄する「ムーブ洗浄」機能も搭載。洗浄シャワーの当たりがやわらかくなるよう、洗浄水にエアポンプで気泡を混入しシャワーにヴォリューム感を与える「エアインマイルド洗浄」機能も引き続き採用している。

 本体サイズは、446×543×158mm(幅×奥行き×高さ)。定格消費電力量は、温水ヒーターが1200W、便座ヒーターが50W。1年あたりの消費電力量は84kWh。本体カラーはパステルアイボリー。本体にはワイヤレスリモコンが付属する。

クリーンウォッシュ SCS-S300

 下位機種として、ワイヤレスリモコンが付属しない「SCS-S300」も発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は35,000円前後。







(小林 樹)

2011年7月13日 15:10