パナソニック、ケンタッキーフライドチキンに太陽光発電と蓄電システムを納入
パナソニック システムソリューションズ ジャパンは、18日にリニューアルオープンする「ケンタッキーフライドチキン 江の島店」に、太陽光発電システムと夜間の蓄電でピークシフトに対応する「蓄電用リチウムイオン電池システム」を納入したと発表した。
同店に納入された太陽光発電システムには、モジュール変換効率16.8%で“世界最高水準”を謳う単結晶系太陽電池モジュールを採用。パネルは合計40枚を屋根に設置する。パネル1枚当たりの出力は215Wで、年間の発電量は約8,800kWhとなる予定。発電した電気は、空調など店舗内の機器に利用されるという。また、発電状況を来店者に分かりやすく示す42インチのディスプレイも店内に設置される。
蓄電用リチウムイオン電池システムは、容量1.6kWhのユニットが6台用意される。夜間の低需要時に蓄電し、日中のピーク時や災害停電時などの際に、照明や換気扇、非常用コンセントへの電力供給をアシストするという。
このほか、デジタルサイネージ(電子看板)用のコントローラー「NMstage」も採用。メニューなど印刷物の紙資源を削減するほか、顧客満足度の向上にも貢献するという。なおNMstageは、ケンタッキーフライドチキンの新宿南口店、恵比寿駅前店に既に導入されている。
ケンタッキーフライドチキンでは、“より洗練されたデザイン”をテーマとする店舗「KFC次世代店舗」を展開しており、江の島店は次世代店舗の「環境配慮モデル店舗」としてオープンされる。ケンタッキーフライドチキンは、これらのシステムの導入により、顧客満足度の向上と、電力不足が懸念される今夏以降の節電効果が期待されるという。
江の島店の所在地は神奈川県鎌倉市腰越3-1-4。営業時間は10時から22時まで。ドライブスルーでの利用も可能。
江の島店のシステム構成イメージ |
(正藤 慶一)
2011年7月4日 13:52