5月の家電出荷金額、省エネ家電への買い替えで2カ月連続2ケタ増

~扇風機は前年同月比131%増

 社団法人日本電機工業会(JEMA)は、2011年5月の家電出荷金額を発表。国内出荷金額は1,832億円で、前年同月比13.3%と2カ月連続の2ケタ増を記録した。5月としては、10年ぶりに1,800億円を超えた。

 製品別で見ると、扇風機が台数ベースで同比133.6%増の61万7千台を記録。金額ベースでも、同比131.6%増の23億円のプラスとなり、台数ベースと金額ベースの両方で2カ月連続の3ケタ増を記録した。5月に60万台を超えたのは、1997年以来14年ぶりという。

 エアコンは、台数ベースで80万7千台の同比40.6%増となり、2カ月連続のプラスと、好調に推移している。金額ベースでも、671億円の同比29.7%増となり、12カ月連続のプラス。JEMAでは、前月に引き続き、節電意識の向上から、省エネ型のエアコンへの関心が高まっていることがあるという。

 いっぽうで、掃除機と炊飯器は2カ月ぶりのマイナスを記録した。いずれも台数ベースで、掃除機は同比10.6%減、炊飯器は同比5.3%減。金額ベースでは、掃除機は同比4.1%減、炊飯器は同比1.8%減となっている。

5月の家電出荷金額





(小林 樹)

2011年6月27日 17:14