2月の家電出荷金額は対前年10.3%増。冷え込みが続きエアコン好調
~冷蔵庫は減少。空気清浄機は花粉対策で3ケタ増
日本電機工業会(JEMA)は、2月の家電出荷実績を発表。国内出荷金額は1,517億円で、前年同期比で10.3%増と、9カ月連続でのプラスとなった。
製品別では、家電エコポイント制度の変更により、冷蔵庫が同比11.4%減の217億円と、2カ月連続でマイナスとなった。しかし、同じくエコポイント制度の対象となったエアコンは、全国的に冷え込みが続いたことで、同比29.5%の増加となる401億円。9カ月連続でのプラスとなった。
また空気清浄機は、花粉の飛散量が多くなることが予想されたことを受け、金額ベースでは同比164.2%増となる95億円。加湿器も、同比283.1%増の7億2,400万円と、3ケタ増を記録した。
台数ベースでは、加湿器(同299.8%増)、空気清浄機(同153.8%増)で大幅に増加。エアコン(6.8%増)、洗濯機(同2.7%増)もプラスとなっている。小型家電では、電動歯ブラシ(20.5%増)、電気かみそり(同8%増)も増加。またIHクッキングヒーターは、住宅着工件数の持ち直しの動きが出てきたことで、同16.8増と7カ月連続のプラスとなっている。
このほかのジャンルでは、冷蔵庫の同9.2%減をはじめ、掃除機(同7.3%減)、炊飯器(同4.9%減)、電子レンジ(同1.4%減)などでマイナスとなっている。
2010年3月~2011年2月までの、家電の国内出荷金額動向 |
(正藤 慶一)
2011年3月28日 16:29
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