東北電力、131万戸で停電続く

~秋田県は全域で回復

 東北電力は、11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響で停電している件数が、13日夜の段階で131万戸になったと発表した。12日夜の時点では214万戸が停電していた。

 県別の状況は、岩手県が全域の停電から一部地域のみに回復した。また、秋田県は停電がゼロとなった。

 しかし、宮城県は件数が減ったものの、まだ全域で停電している。また、青森県の三八の一部地域、福島県の中通り/浜通りの一部地域でも停電が残っている。

 復旧作業は、社員と工事会社あわせて総勢約5,900名、電源車127台の体制で行なわれている。また、北海道電力、中部電力、北陸電力、関西電力より合計730名と41台の電源車が応援に駆けつけているという。

 しかし、被害規模が甚大であり、復旧時期等を見通すことが困難な状況としている。 なお、発電所の復旧については、時間を要する見込みであり、電力供給力に不足が生じる可能性があることから、引き続き節電への協力を呼びかけている。





(伊達 浩二)

2011年3月14日 03:43