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1つのバッテリーで複数のキッチン家電が使える ツヴィリング
2025年4月25日 14:05
ツヴィリング J.A.ヘンケルスジャパンは、バッテリー共用のコードレス調理家電シリーズ「ツヴィリング XTEND(エクステンド)」を6月下旬に発売する。バッテリー付きのスターターセットの価格は、ハンドブレンダーが27,500円、ハンドミキサーが25,300円、ハンディクリーナーが19,800円。
コードレスの調理家電シリーズで、ハンドブレンダー、ハンドミキサー、ハンディクリーナーを展開。1つのバッテリーを使い回せるため、どれか1種類のスターターセットを購入すれば、その後はライフスタイルに合わせて本体のみを買い足すことが可能。それぞれ単体での価格は、ハンドブレンダーが15,400円、ハンドミキサーが13,200円、ハンディクリーナーが7,700円。
コードレスのためコンセントの場所を気にせず、キッチンやダイニング、アウトドアで使用可能。調理中にコードが邪魔になることもなく、収納もしやすいため、サッと取り出してサッと片付けられる。同じバッテリーで動くため、使用後は1つだけ充電すれば済む。
バッテリーは容量3,000mAhのリチウムイオン電池を内蔵。最大約120分の稼働が可能で、充電時間は約90分。バッテリーの重量は200g。
バッテリーは専用のチャージャーに挿して充電する。チャージャーにはUSB Type-Cポートを2口備え、ともに入出力に対応しているため、スマホ2台を同時に充電することもできる。なお、スマホなどを充電しながらバッテリー本体を充電することはできない。
バッテリーとチャージャーは単体でも購入可能。価格は順に9,900円、3,850円。
製品名の「XTEND(エクステンド)」はextend(拡大する)に由来。今後も、1つのバッテリーを共用できる家電シリーズを拡大していくという。
氷も砕けるハンドブレンダー
ハンドブレンダーはスムージーやポタージュの調理に適している。満充電時は最大45分運転でき、スムージーであれば最大60杯分の調理が可能。野菜を煮た鍋に直接ブレンダーを入れやすいのもコードレスの利点だ。
ブラシレスDCモーターにより、ハイパワーでも静かに運転。冷凍フルーツや家庭の製氷機で作った氷も砕くことができる。撹拌スピードは3段階調節。運転開始時に食材が飛び散りにくくするソフトスタート機能を搭載する。
本体サイズは約64×64×400mm(幅×奥行き×高さ)、バッテリー装着時の重量は約750g。容量600mlのプラスチックビーカーが付属する。
ハンドブレンダーには別売アタッチメントを用意。野菜のみじん切りや肉のミンチができるチョッパーと、生クリームの泡立てに使えるウィスクの2種類で、価格は順に2,970円、1,980円。
自立式が便利なハンドミキサー
生クリームの泡立てが可能なハンドミキサーは、泡立て用のビーターのほかに、パン生地をこねられるニーダーが付属。1台2役で使える。コードがないおかげで小さなスペースにも自立しやすく、調理中に一時中断したいときにも便利だ。
運転スピードは3段階調節で、満充電時は最大2時間の運転が可能。
本体サイズは約99×185×301mm(幅×奥行き×高さ)、バッテリー装着時の重量は約1,070g。
サッと掃除しやすいハンディクリーナー
キッチンだけでなく、ダイニングテーブルの食べカスやデスク、車内の掃除にも便利なハンディクリーナー。使用可能時間は最大約45分間。標準モードとターボモードを搭載し、最大約5,000Paの吸引力で小さなゴミまでキャッチする。
ダストカップはワンタッチで開くため、ゴミ捨てが簡単。HEPAフィルターとステンレス製フィルターを搭載し、ステンレス製フィルターは水洗い可能。
アタッチメントとして、ブラシ付きノズルと長尺ノズルが付属。冷蔵庫下段の野菜室に落ちたゴミなども掃除しやすいという。
本体サイズは約52×56×294mm(幅×奥行き×高さ)、バッテリー装着時の重量は約470g。交換用HEPAフィルターを用意しており、価格は3個セットで990円。
自立するミキサーはお菓子作りで使いやすい
ハンドブレンダー、ハンドミキサー、ハンディクリーナーをそれぞれ体験。重さや大きさなど気になることはあったものの、コードがないというのは調理時の快適さに直結すると感じた。
ハンドブレンダーは重さ、高さ40cmで、少し重くて大きい印象。しかしながら、コードがないため取り回ししやすく、食材で溢れがちな作業台でも難なく使えそうだ。コードレスなのにパワフルで、冷凍フルーツを砕けるのも個人的にはポイント。スムージーなどにフルーツを入れたいけれど、生の果物は皮を剥くのが面倒といったときに冷凍フルーツなら手軽に使えるからだ。
同様にハンドミキサーも少し大きさが気になったが、それを上回るほどに気に入ったのは本体が自立する点。お菓子作りでハンドミキサーを使うとき、泡立ての途中で材料を追加するといった工程はよくある。手持ちのハンドミキサーは自立しないため、不安定ながらもボウルに立てかけておくしかなかった。それがしっかり自立することで、落ち着いて作業を続けることができるのはうれしい。
ハンディクリーナーは想像以上にコンパクト。そのためダストボックスも小さく、手のひらいっぱいのお米を吸ったらいっぱいになってしまった。しかし、ハンディクリーナーで大量のゴミを吸うシーンはそれほどないし、テーブルの上の食べこぼしなどをサッと掃除したいときには、機動力のあるコンパクトなクリーナーが役に立つだろうから、こまめなゴミ捨ては必要だが、ダストボックスの容量はそこまで気にならないかもしれない。