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シャープのAIとネットにつながる家電、1,000機種を突破

AIoTが目指す方向性

シャープは、同社の販売するAIoT家電が2024年9月に累計1,000種類を突破したと発表した。

「AIoT」は、「AI」と「IoT」を組み合わせた同社の造語。2015年に、さまざまな家電をクラウドの人工知能とつなぎ「人に寄り添う」存在に変えていくビジョンとして提唱した。

以降、キッチン家電、生活家電、空調機器、テレビなどさまざまな同社製品に搭載し、現在は12カテゴリーまで拡がっているという。キッチン家電でのレシピダウンロードサービスや、天気予報と連動した空調機器の運転制御など、機器の利便性を高める機能やサービスの拡充に取り組んできた。

2019年5月には、従来個別アプリだったものを統一UIに集約したスマートホームアプリ「COCORO HOME」の提供を開始。AIoT家電だけでなく、他社製の家電や住設機器、家族の見守りなど暮らしに役立つ他社サービスとの連携もスタートした。

AIoT家電の一つ「ヘルシオ ホットクック」

さらに、近年では、AIoTを活用し、社会課題の解決に貢献する取り組みも自治体や関係機関と連携しながら進めている。

シャープは、今後もAIoT家電の普及拡大を通じて人々の暮らしをより豊かで快適にするとともに、さまざまな社会課題に対応する「人と社会に寄り添うIoT」の実現を目指すとしている。

なお、「人と社会に寄り添うIoT」の取り組みを、2024年10月15日から18日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催される「CEATEC 2024」でも一般公開する。