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ハイアール洗濯機は槽汚れを小さなボールで自動洗浄 14kg大容量も
2024年9月12日 14:10
ハイアール ジャパン セールスは、タテ型の全自動洗濯機最上位モデル「XDシリーズ」3機種を10月中旬より発売する。洗濯容量10kg/9kg/8kgをラインナップし、価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に10万円前後、9万円前後、8万円前後。
ファミリー世帯を主なターゲットとし、日本のユーザーが求める機能を一から開発したという製品。ファミリー層から需要が高い3サイズで展開。高濃度の洗剤を使った汚れ落としなどの洗浄力に加え、液体洗剤と柔軟剤の自動投入、スクラブ自動槽洗浄、除菌コースなど使い勝手も向上させている。
高い洗浄力とダメージ軽減を両立するための「高濃度スパイラル洗浄 EX」を搭載。低水位時からかくはんを始めることで、高濃度の洗剤液を衣類に素早く浸透させ、短時間でも繊維の奥の汚れまで落としやすくした。また、3Dウィングパルセータ―が作り出すらせん状の水流で、洗濯物の摩擦を抑える。
液体洗剤と柔軟剤の自動投入は、560mlの詰め替えパウチが丸ごと入る容量のタンクを採用。タンクは取り外して洗うこともできる。
洗濯槽を清潔に保つため「スクラビングボール」が洗濯のたびに自動で洗剤カスなどの汚れを洗浄。このボールは洗剤や薬剤ではなくゴムのような素材で、1台につき20個入っているボールが槽をこすり洗いするようなイメージ。本国である中国のモデルでは採用されていたが、日本にも初めて導入された。洗濯機の一般的な使用年数である7年間はボール交換不要で機能するという。この機能は10kgモデルにのみ備え、9kgと8kgには、約2分間の「ちょっと槽洗浄」機能を搭載する。
除菌コースを選択すると、除菌キャップの成分が水に溶けて衣類を除菌。部屋干しで発生する衣類のニオイを軽減するという。
駆動部には、ベルトを使わないダイレクトドライブ(DD)システムと、洗濯槽の回転制御を無段階で行なうインバーターモーターを採用し、低騒音と低振動を追求。洗濯物の量に合わせて適した水量や回転速度で動作することで節水や省エネも期待できるという。
10kgモデル「JW-XD100A」の本体サイズは590×593×1,050mm(幅×奥行き×高さ)、重量は43kg。定格消費電力は330W(50Hz/60Hz)。標準使用水量は105L。運転音は洗濯が38dB、脱水が39dB。9kgモデルの型番は「JW-XD90A」、8kgモデルは「JW-XD80A」。いずれもカラーはホワイト。
まとめ洗いや毛布などに大容量14kgモデルも
XDシリーズ以外に、洗濯容量が14kgとさらに大容量なモデル「JW-GD140A」も10月下旬に発売。大家族や、大量のまとめ洗いに適したモデルとして提案する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は12万円前後。
14kgは同社洗濯機の中でも最大容量で、シングルサイズの毛布(最大7.5kg)や布団(最大2kg)などの大物も丸洗いできる。高濃度スパイラル洗浄 EXや、液体洗剤の自動投入、スクラビングボール槽洗浄などを搭載。本体サイズは650×668×1,075mm(幅×奥行き×高さ)、重量は51kg。定格消費電力は400W、標準使用水量は171L。運転音は洗濯37dB、脱水38dB。カラーはスチールグレー。