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スマートウォッチでやけど、ワイヤレスイヤホンで火災も 安全に使うには?

バッテリーを内蔵したウェアラブル製品による事故が報告されている(写真は編集部が撮影したもので、今回事故のあった製品ではない)

独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)は、ウェアラブル製品による事故事例を発表した。主な事例は以下の3つ。

リストバンド型ウェアラブル端末の事故

当該製品を使用中、当該製品が異常発熱し、手首にやけどを負った。内部のリチウムポリマー電池セルに内部短絡が生じたため、異常発熱したものと推定される。内部短絡が生じた原因の特定には至っていない。

コードレス式イヤホンの事故

当該製品を充電中、当該製品を溶損し、周辺を焼損する火災が発生した。

USBコネクタ接続部に導電性の液体などの異物が浸入・付着したため、充電ケースに充電ケーブルを接続して充電した際に、電源出力ピンと接地ピンとの間で短絡が生じて異常発熱。焼損に至ったと推定される。

取扱説明書には、「内部に水や異物を入れない。火災や感電の原因になる」と記載されていた。

ネックスピーカーの事故

当該製品を充電中、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生。リチウムイオン電池セルが異常発熱し、出火したものと推定される。しかし、焼損が著しく、電池セルが異常発熱した原因の特定には至っていない。

NITEは、スマートウォッチやワイヤレスイヤホンはリチウムイオン電池等を使用しているため、使い方を誤ると、火災の原因となる可能性があるとしている。

モバイルバッテリー等と同様の製品と考え、火災事故等が発生する危険性を認識し注意する必要がある。また、防水機能が付いているものもあるため、用途に合わせて製品を選ぶほか、防水の製品以外は、水をかけたり、濡れた手で触れたりしないよう呼びかけている。

NITEが挙げている事故を防ぐポイントは以下の通り。

製品本体に強い衝撃、圧力を加えない、高温の環境に放置しない

落下等により製品に衝撃を与えると、内蔵電池セルに圧力が加わり内部短絡が生じて発火に至る可能性がある。また、暖房器具の近く、炎天下の車内や高温多湿の場所では、液漏れ、発熱、破裂、性能低下の原因になるため、放置、保管を避けることが大切。

充電中は周囲に可燃物を置かない

就寝中に枕元で充電していると、発火した場合にやけどの危険があることに加え、周囲にふとん等の可燃物があるため大変危険だとしている。

異臭や煙が出た時は使用を中止する

異音がする、煙が出ている、熱くなっている、変な臭いがするなど、いつもと違う異常を感じたら使用を中止する。そのまま使用し続けると、発火の可能性がある。

充電ケースの置き方

充電ケースを布などで覆わない。熱がこもりやすくなり、火災等の原因になる。

付属の充電ケーブル以外で充電しない

発熱しやすくなるため、専用のケーブルを使用する。もし専用のケーブル以外で充電した場合、事故が発生しても保証が受けられなくなることもある。

NITEのほか、事業者や消費者庁、経済産業省などはでリコール情報を掲載しているため、製品がリコール製品かどうかを確認することが可能。所有している製品がリコール対象かどうかを確認し、対象品であれば、不具合が生じていなくても使用を中止する。また、製品を購入した販売店や製造・輸入事業者に相談することをすすめている。