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ラトック、震災時の電気火災を予防する感震ブレーカー

感震ブレーカー「震太郎 X5029」

ラトックシステムは、震災時の電気火災を予防する大和電器製の感震ブレーカー「震太郎 X5029」を、2月22日に発売した。価格はオープンプライス。店頭予想価格は9,000円前後。

本体の背面と側面

感震ブレーカーとは、地震を検知するとブレーカーを遮断し、電気火災を予防する防災用品。

電気火災とは、電熱器具や電気関係の配線が原因となる火災を指す。例えば、大きな揺れが発生すると、転倒した電気ストーブなどが可燃物と接触して出火原因となることがある。地震発生直後に出火するケースはもちろん、避難後に電力供給が再開されて出火に至るケースもあるという。

同機は、震度5強相当の大きな揺れを検知すると、3分間警報が鳴り、その後、主幹ブレーカーを遮断する。なお適応するのは、高感度高速形の定格感度電流が30mA以下の漏電ブレーカー。

使い方は、専門的な設置工事は不要で、同機をアース付きコンセントに差し込んでおくだけ。

地震検知後の3分後に主幹ブレーカーを遮断
対応するコンセント

地震検知後に警報が鳴っている3分間に停電が発生した場合は、復電直後に主幹ブレーカーを即時遮断する。また停電後、8秒以内に地震を検知した場合には、復電直後に主幹ブレーカーを即時遮断する。そのほか、家屋の急激な傾きや倒壊を検知した時にも即時遮断されるという。

地震検知後に警報が鳴っている3分間に停電が発生した場合は、復電直後に主幹ブレーカーを即時遮断
停電後、8秒以内に地震を検知した場合には、復電直後に主幹ブレーカーを即時遮断
家屋の急激な傾きや倒壊を検知すると主幹ブレーカーを遮断

同機はリセット機能を備えている。警報が鳴っている3分間に本体のリセットボタンを押すと、ブレーカーの遮断を解除できる。

本体サイズは62×32×90mm(幅×奥行き×高さ)。電源はAC100V(50/60Hz)。

警報中にリセットボタンを押すと、ブレーカーが遮断されない