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パナソニック、キャンドルのようにゆらぐ屋外照明 省エネも
2024年1月15日 09:05
パナソニック エレクトリックワークス社は、ゆらぐ光で演出する屋外向け照明「LEDフラットランプ ゆらぎ点灯タイプ」2製品を2月21日に発売する。点灯パターンが異なる「キャンドルタイプ」と「ホタルタイプ」の2種類を用意し、LEDフラットランプ単体の価格はいずれも15,840円。
対応する照明器具に工事不要でランプを装着できる「LEDフラットランプシリーズ」の新製品。主に店舗や宿泊施設などへの導入を見込むほか、戸建てや集合住宅への採用も想定している。屋外照明で通常のLEDランプとは異なる新しい演出と省エネの両立を可能にしたのが特徴。
アウトドアやベランピングといった、屋外で過ごす時間が注目されている中、商業施設などで屋外でも見て楽しめる光の演出を実現し、心地よい雰囲気の空間づくりに役立てられるという。
キャンドルやホタルのように光がゆらいで心地よさ演出
一定の明るさで点灯する通常のLEDランプとは異なり、風でゆらぐキャンドルの炎のような不規則なゆらぎを演出する「キャンドルタイプ」12種類と、蛍の光のような一定のリズムで規則的なゆらぎを演出する「ホタルタイプ」20種類を展開。
独自技術により、光のきらめきや印象的な光と影を楽しめるパナソニックの「lucoeur(ルクール)」やなど既存の照明器具と組み合わせることで、演出の幅を広げられる。
lucoeurは、独自開発の導光レンズによって光のきらめき感を実現。レンズの形状などによって、光のきらめきを強調できるほか、外部の装飾を使った陰影をはっきり映せるのが特徴。その光源として使えるのがLEDフラットランプで、今回の新製品は、その新ラインナップとして加わり、光の新たな演出を可能にする。ランプそのものに調光の回路を内蔵した一体型で、決まったパターンの光り方を再現する。口金はGX53。
キャンドルタイプとホタルタイプそれぞれのゆらぐ光は、居心地よく感じつつ見て楽しめる光を目指して設計。東京理科大学の吉澤望教授との検証実験により、明るさが一定の通常のLEDフラットランプと比較し、人の関心を寄せる誘目性能や居心地のよさを高める効果が確認されているという。光が揺らぐ周期は、キャンドルタイプが約80秒、ホタルタイプが約10秒。
明るさが一定な通常のLEDフラットランプと比べて省エネなことも特徴。同じ時間点灯した場合、通常ランプよりも消費電力をホタルタイプで約60%、キャンドルタイプで約50%抑えられる(1日10時間点灯×365日)という。