ニュース

壁のスイッチやコンセントは白だけじゃない。パナソニックの「黒」が集結

BLACK LANDSCAPE(ブラック ランドスケープ)の展示

パナソニック エレクトリックワークス社は、スイッチやコンセントなどの配線器具、照明器具においてブラック色の電気設備を集めたインスタレーション展示「BLACK LANDSCAPE(ブラック ランドスケープ)」を、3月21日~22日に東京・表参道で開催する。入場は完全予約制で、フォームでの申し込みが必要。

開催時間は3月21日が10時~19時30分(最終入場19時)、3月22日が10時~17時30分(最終入場17時)。場所は表参道 STUMP BASE 1F(東京都港区南青山6-5-45)。

展示会場の表参道STUMP BASE 1F。東京メトロ表参道駅から徒歩9分

黒い壁スイッチやコンセント、実はインテリアになじむ

「BLACK DESIGN SERIES(ブラックデザインシリーズ)」は、パナソニックのスイッチやコンセントなどの配線器具、照明器具のうち、ブラック色の電気設備を集めた製品群。

照明器具など単体でブラックの製品は他社にもあるが、スイッチやコンセント、煙感知器などの器具までトータルで揃え、インテリアに合わせて組み合わせられるのがパナソニックの強みとする点。住宅デザインの多様化などを背景に、従来の一般的な白だけでなく黒の製品も注目されていることから、同社はこうした黒の製品を、照明器具などと合わせて一つのシリーズとして展開している。

BLACK DESIGN SERIES

今回のインスタレーションイベントは、こうした黒の製品を集めて、あえて住宅のような空間ではなく「広がりのある自然の風景を表現し、研ぎ澄まされたプロダクトを集積させることでできる、有機的な空間を提供する」というもの。

新進気鋭の建築家である佐々木慧さんが、壁スイッチやコンセント、煙探知機など1,300以上の製品を組み合わせて独特の空間を表現する「BLACK LANDSCAPE」と題した展示を行なっている。

展示イベントのスタートに先駆けて、20日には佐々木慧さんと、インテリアスタイリスト大谷優依さんによるトークセッションを開催。パナソニックのインハウスデザイナー 近藤高宣さんと、BLACK DESIGN SERIES製品や、部屋に黒をとり入れることの魅力などについて語った。

建築家の佐々木慧さん(左)と、インテリアスタイリストの大谷優依さん(右)を招いたトークセッションを開催

パナソニック エレクトリックワークス社 デザインセンターの近藤高宣さんは、BLACK DESIGN SERIESのコンセプトとして“「図」と「地」になること”と説明。

パナソニック エレクトリックワークス社 デザインセンターの近藤高宣さん

「図」は主役になること、「地」は背景になることを意味しており、インテリアにおいて図はアイキャッチとなるダイニングのペンダント照明やシーリングファン、フロアスタンドライトなどを指す。一方で地の役割となるのは、天井などに埋め込まれたダウンライトや、煙感知器、コンセント、スイッチ、ダクトなどがある。

近年の住宅は壁の一面だけ黒にしたり、天井だけを黒にするデザインもあり、そうした部屋では白のスイッチや照明は違和感のある目立ち方になってしまう可能性があるが、そうした場所では黒い製品を使うことで、部屋との一体感も生まれる。近藤さんは「一番明るい色の白と一番暗い黒の両方を用意することで、お客様の選択肢を作っていきたい」と語る。

壁が黒のスペースでは、白いスイッチやコンセントが目立ってしまう
BLACK DESIGN SERIESの黒い器具が部屋になじむ
天井や床のデザインに照明などを合わせられる

黒のスイッチやコンセントが集まった独特な空間

インスタレーションを手掛けた建築家の佐々木慧さんは、「自然の中には、純粋な“黒”は存在しないといわれます。あえて、存在しない黒で有機的なものを表現することで、今まで無かった風景、空間が作れるのではと考えて“ランドスケープ”と名付けました」と説明。

建築家の佐々木慧さん

「草が集まって美しい丘ができたり、葉っぱが集まって森や山ができたりというように、1つ1つは小さな器具のBLACK DESIGN SERIESで、有機的な形を作りました。一つの解釈に定まらない抽象的な形をイメージしています」と語る。

BLACK LANDSCAPEに使われている器具の一つ一つは、スイッチやコンセント、煙感知器など
普段は部屋の壁などにあるものが集まって独特な空間を作り出している

ライフスタイル雑誌などで雑貨やインテリアを紹介し、空間イメージのスタイリングを担当するインテリアスタイリストの大谷優依さんが、BLACK DESIGN SERIESのキービジュアルを担当。この製品の特徴的な見せ方について、キービジュアルの壁や床の色には、黒と対照的な白ではなく中間色のグレーが効果的だったという。

BLACK DESIGN SERIESのキービジュアルを手掛けた大谷優依さん

黒のイメージについて大谷さんは「従来はメンズライク、かっこいい、強いイメージがありますが、ナチュラルなオークなどウッドのインテリアに黒を入れるのがすてきだと思っています。ナチュラルなイメージの中でも“優しくしすぎない”“野暮ったくしない”時に、黒をセットで入れることが最近いいなと思っています」と、インテリアの中での効果的な黒の使い方について語った。

雑誌などの撮影の仕事に携わる大谷さんは、普段のスチル撮影では壁のスイッチは「後で消される」存在であり、ムービーだと「前に何かを置く(隠される)」ものだという。今回のBLACK DESIGN SERIESについて「かっこいいスイッチができたことで、今後は消さなくて見せたい存在になればすてき。インテリアの一部として、スイッチもかっこいいのは(見せ方などの)幅が広がります」とした。