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ハリオ、好みの味で淹れるIoTコーヒーメーカー 人の手より正確

Hikaru V60 Smart Brewer

HARIO(ハリオ)は、子会社でIoTコーヒー機器専門メーカーであるHiroia Communicationsと、新たなコーヒーマシン「Hikaru V60 Smart Brewer」を共同開発。10月24日よりMakuakeで先行販売を開始した。一般販売予定価格は86,800円だが、10月25日時点では57,000円から購入できる。

トップバリスタに愛用されるHARIO V60ドリッパーと、水量、水温、流速を緻密に制御する抽出コントロールのテクノロジーが融合したコーヒーメーカー。

タンクの下部のスケールにより1mL単位での水量の調整を行なうなど、プロのバリスタでも難しいような緻密な抽出制御を可能にしたという。流速の調節は10段階。5つ穴のシャワー式の注湯口からの流量を設定することで、コーヒー粉の攪拌の度合いを調節できる。

緻密な水量コントロールが魅力

タンク内にはNTC温度センサーを搭載。1℃単位の正確な抽出を実現した。このほかSTM32bitのマイクロプロセッサを搭載し、注湯のインターバルの時間を0秒から99秒まで、1秒単位で設定可能。

Hikaruのために開発されたドリッパーホルダーと、本体のシリコン製のガイドにより、ドリッパーの中心と注湯口の位置を簡単に調整できるようにした。

円形の本体にはLEDライトを内蔵する。加熱時はオレンジ、抽出時は白、蒸らし時には点滅し、幻想的にライトアップ。ガラスに反射する光と、落ちていくコーヒーの色まで視覚的にも楽しめるとする。

円形の本体にLEDライトを備える。抽出時は白く光る

専用アプリには、焙煎度ごとに適した抽出レシピを用意。普段飲むコーヒー豆の焙煎度に合わせて、本体に登録されているプリセットレシピを変更することが可能。

このほか、好みに合わせて、水温・水量・流速・蒸らし時間のカスタマイズを行ない、ライブラリーに保存できるレシピ作成機能を用意する。作成したレシピには、使用した豆の情報やフレーバーの情報を記入することもできる。

アプリで好みに合わせてレシピを作成できる

本体サイズは398×170×300mm(幅×奥行き×高さ)、重さは2.8kg。タンク容量は340~700ml。1回あたりの最大抽出量は約580ml。