ニュース

クルマ脱着簡単でサイクリングが楽しくなるキャリア。ツールドフランスなどプロチームも導入

今年は記録的な猛暑でサイクリングの機会が減った人も多いだろう。筆者もe-bike部メンバーを誘っての猛暑サイクリングをためらい、ソロで走っていた。ようやく秋の気配を感じられるようになり、愛車にe-bikeを積んで、自転車旅や紅葉を楽しみたい。走りたいスポットはたくさんあるので、どこに行こうか悩んでいる。

サイクリングは身近なスポットでも楽しめるが、趣味や季節に合わせて遠出して、現地でサイクリングを楽しみたい。電車での輪行ではなく、できれば愛車に自転車を積みたい。家族や友人とのグループライドを楽しみたい。でも今の愛車では……という人にオススメのサイクルキャリアを紹介したい。

着脱簡単。しかも自転車3台まで安心して積載可能

サイクリングもドライブも好きで、どちらの趣味も両立するためにクルマを選んだ人もいるだろう。一方で、最近自転車が好きになったため、積載に向かないクルマに乗っている人も。そんな時に便利なのがスポーツカーやクーペ、セダンでもロードバイクをルーフで運搬できるサイクルキャリア「Seasucker(シーサッカー)」

その最大の特徴は「真空マウント」を利用した画期的な製品であること。自転車を積むためにクルマのカスタムも不要で、製品さえあれば愛車に自転車を簡単に積載できるようになる。また、マリンスポーツ向けのアイテムを積載できるルーフバーなどもラインナップする。

簡単にいえば、真空マウントは強力な吸盤。吸盤で重たい荷物を積載して大丈夫? と思うかもしれないが、通常の吸盤とはまったくの別物と考えてもらいたい。往復ポンプを押すことによってパッド内の空気を完全に抜き、真空を作り出すことで強力に取り付け面に吸着する。クルマのボディの一般的な金属面であれば問題なく、簡単に取り付けられるため、キズや凹みなどダメージの心配も不要。

そして、固定式キャリアとは異なり簡単な取り外しが可能なのもメリット。ソロライドで自転車を車内に収納できる場合は不要で、家族や仲間の自転車を運ぶ際に活用するなどにサッとセットできる。

真空マウントは着脱も簡単。使わない時には外せるのもメリット

五輪やW杯のような世界的な自転車競技UCIでも搭載されている

Seasucker社は、2017年からUCI(国際自転車競技連合)のオフィシャルサポーターとしてサイクルラックを供給している。世界最高峰のロードレース「ツールドフランス」などの世界中で開催されるさまざまな自転車競技大会を開催している団体だ。自転車好きでなくてもオリンピックで「IOC」、サッカーでいえば「FIFA」のような団体といえばイメージしやすいだろう。

2023年8月にスコットランド・グラスゴーで開催された世界選手権でも、いくつかのナショナルチームへ専用ラックを供給している。自転車ロードレースでは、自転車が故障した場合に備え、代替の自転車を積んだチームカーやニュートラルカーが帯同して走っている。市販されているサイクルキャリアももちろん、UCIのような規定や基準が厳しい国際団体に認められている品質で作られているため、安心し使用できるだろう。

2023年8月にスコットランド・グラスゴーで行われた世界選手権
世界的レースでも各プロチームが製品を活用している

また、市販されているサイクルラックには、1台用/2台用/3台用の設定が用意されている。最大9台まで積載できる競技用ラックを設計するノウハウがあるため、ソロやグループライドで便利なのはもちろん、安心して使うことができるだろう。

自転車を2台載せたイメージ