三菱、消費電力をハロゲンの3割以下に抑えたLEDダウンライト

 三菱電機は、消費電力をハロゲンランプの3割以下に抑えたLEDライト「AKARI-LEDs(あかりレッズ)」シリーズ3タイプ30品番を、5月21日より順次発売する。ラインナップは以下の通り。


製品タイプ照射角度光色品番数希望小売価格発売日
ベースダウンライト中角/広角
(15/25度)
昼光色
白色
電球色相当
12品番17,800円5月21日
ユニバーサルダウンライト12品番21,800円
スポットライト6品番29,000円6月22日


ベースダウンライト(上)と、ユニバーサルダウンライト(下)スポットライト

 スポット照射用のLEDライトで、ハロゲンランプと同等のスポット効果ながら、消費電力を35W形ハロゲンランプの3割以下となる10.2Wに抑えた点が特徴。これにより、CO2排出量は年間で29~46.6kg削減できるという。またコスト面では、イニシャルコストをハロゲン35Wタイプと比べた場合で3.3年、50Wタイプで2.6年で回収できるという試算を発表している。さらに寿命もハロゲンよりも10~13倍長持ちという40,000時間となっている。

イニシャルコスト回収のグラフ。ハロゲン50W形では2.6年、ハロゲン35W形は3.3年で初期導入費を回収できるという


ユニバーサルダウンライトは、天井面からライトが露出しない場合(左)は30度、ライトが露出した場合(右)は45度まで照射方向を変えられる
 ライトの種類は、天井穴に埋め込むベースダウンライト、照射方向が変えられるユニバーサルダウンライト、配線ダクトに取り付けるスポットライトの3タイプが用意される。このうちユニバーサルダウンライトでは、独自の「ダブルスイング機構」を採用。ライトが天井の枠内にある場合は30度まで、ライトが枠外に露出すると45度まで可動する。このため、壁面を照射する場合などは光を遮断せずに照らせるという。

 ベースダウンライトの代表機種「AKLD1009W/15D(昼光色相当・中角タイプ)」の年間電力量は30.1KWhで、年間電力料金は673円。年間CO2排出量は11.9kg。


(本誌:正藤 慶一)

2009年4月21日 18:51